労働者教育協会のブログ

生きにくいのはあなたのせいじゃない。

総学習運動─総論

東京都知事選

東京都知事選が告示されました。 なんとか野党統一候補として、ジャーナリストの鳥越俊太郎氏がまとまりました。 候補者選定ではすったもんだがありましたが、最終的には宇都宮健児氏が「撤退」という「英断」を下して決着しました。 政党幹部は参院選中の忙…

参院選

なんとも微妙な結果です。。。 とりあえず、野党共闘が一定の成果をあげ、1人区で11勝したこと、(いますぐ)改憲を望まない野党が軒並み支持をひろげた(議席増や比例票増)ことは、何といっても一番喜ばしいことです。 その一方で、無所属をふくめた改憲…

憲法と統一戦線

日本共産党前議長・不破哲三さんの演説が好評です。 5日に甲府、6日に横浜にて、30分ほどの迫力ある話しぶりです。 8日には大宮にもでむくそうです。 ユーチューブで不破演説をみていて、あらためて統一戦線論の基本に立ち返ることの重要性を痛感しました…

選挙だからこそ学習しよう!─戦争法・憲法と立憲主義を中心に

参院選の中心争点といえば、「安保法制(戦争法)の廃止と立憲主義の回復」です。 この点はもちろん、勤通大憲法コースを受講してもらうのが一番いいですが、とり急ぎという意味では、『学習の友』の記事や学習の友社の本を活用してもらうのがいいと思います…

「正当に選挙された国会」をめざして

2日前、参院選公示日ですが、『東京新聞』1面になかなかおもしろい記事が載りました。 立憲主義と民主主義をとりもどす歴史的な選挙がはじまるときに、こうした記事をだすとは、なかなかセンスがいいなと思いました。 「正当に選挙された国会」をめざして…

ミニシンポのシンポジスト決定

ヨコハマ集会の総学習運動分科会企画・ミニシンポジウムのシンポジストがきまりました。 憲法・貧困・安保のキーワードを軸とした発言をするシンポジストを、それぞれ1人ずつたてます。 憲法─馬奈木幹さん(弁護士) 貧困─布施祐仁さん(日本平和委員会・『…

ヨコハマ集会の総学習運動分科会

この間の全国集会の分科会で好評を得ている総学習運動の分科会を秋のヨコハマ集会でも開催します。 総学習運動プロジェクトでは、ミニシンポを開催する方向で準備をすすめています。 総学習運動のキーワードである貧困、憲法、安保の3つの分野からシンポジ…

統一戦線の出発点は「共通の要求、共同の意志」

24日に「『国民連合政府』構想と統一戦線」という記事を書きましたが、いくつか疑問・質問をいただきましたので、少し補足します。 前回記事の趣旨は、統一戦線の出発点が「共通の要求、共同の意志」にあり、政党間関係は大事だが、「共通の要求、共同の意志…

「国民連合政府」構想と統一戦線

日本共産党の志位委員長は19日午後、《「戦争法(安保法制)廃止の国民連合政府」の実現をよびかけます》という文書を発表しました。 戦争法強行成立の余韻が冷めないうちにこのような提起がなされたことに、各方面で反響を呼んでいます。 志位さんの記者会…

国民に政治をとりもどそう!

戦争法案反対運動は強行採決後も強まっています。 「安保法案」参院審議 「反対」広がり多彩(『東京新聞』7月29日朝刊) http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2015072902000106.html 内閣支持率と不支持率の逆転も、保守系の『日経』や『読…

拡大する“違憲包囲網”─本日の新聞記事より

本日の『東京新聞』と『朝日新聞』の1面トップに、戦争法案にかんして興味深い記事が掲載されました。 『東京新聞』は、同紙の独自調査で憲法学者204人に聴きとりをし、9割が戦争法案を「違憲」だと答えたものです。 安保法案 憲法学者9割「違憲」 本紙調…

子どもや孫を戦場に行かせないために

以下は、友人に送ったメールをもとにアレンジしました。 ********** 「正社員ゼロ」「生涯ハケン」をねらう労働者派遣法改悪案が6月19日、衆議院で強行採決されました。 強行採決されたとはいえ、批判の世論の運動がひろがったことにより、衆議院…

立憲主義と統一戦線

止まることを知らない“違憲包囲網”のひろがり。 「一点共闘」という視点でみれば、キーワードは「立憲主義」でしょう。 憲法学者の長谷部恭男氏は、6月4日の衆議院憲法審査会において、立憲主義について発言しています。 それによれば、立憲主義は、「広い…

選挙でこそ『春闘白書』や『学習の友春闘別冊』の活用を!

いよいよ総選挙がはじまりました。 安倍政権の暴走をストップさせる絶好のチャンスとの声もある、歴史的な選挙です。 選挙のときは実践活動に集中するために学習どころではない、という面もあるかもしれませんが、問題意識が高まるために、必要なことを短時…

憲法問題の歴史的たたかいの時代にふさわしい総学習運動の推進を

労働者教育協会は、憲法、貧困、安保のキーワードを関連づけて学習する「総学習運動」を提起してきました。 この8月の常任理事会で、憲法や安保をめぐる情勢の新たな展開に直面するなか、総学習運動の意義をあらためて確認し、学習教育運動内部での意思統一…

日米安保を軸とする総学習運動(第2回)

6月26日(火)午後、日米安保を軸とする総学習運動の研究会の2回目を開催しました。 今回のテーマは経済です。 「日米安保と日本経済」と題して、萩原伸次郎さん(横浜国立大学教授・神奈川県学習協会長)にご報告いただきました。 萩原さんは、まず戦後日…

日米安保を軸とする総学習運動の研究会(第1回)

本日午後、日米安保を軸とする総学習運動の研究会(第1回)を開催しました。 参加は18人でした。 今回のテーマはアメリカの新しい世界戦略、とくにアジアや中国への対応の変化についてです。 報告は、日本平和委員会常任理事の川田忠明さん。 「解析 アメリ…

日米安保を軸とする総学習運動の研究会(再録)

日米同盟が「周辺安保」から「世界の中の安保」へと大きく転換するなかで、軍事同盟の側面とともに、経済同盟としての側面が強化されてきています。 日米支配層は、日米同盟を軸に新しい“国づくり”“社会づくり”をめざしています。 これにどう対応するかが日…

安保学習・総学習のとりくみが各地でひろがる

安保学習運動・総学習運動が各地で熱心にとりくまれています。 これらの経験は「6・16安保学習推進のつどい」でも報告される予定ですが、大阪と神奈川の経験を御紹介いたします。 社会の根源を知らせひろげるために ―大阪安保500ヶ所学習運動について 安…

「憲法にも安保にも強い活動家」を!―「路傍の人」さんの批判によせて

5月10日(木)に日米安保を軸とする総学習運動の研究会の告知をだしたら、「労働者教育協会の『安保学習』は旧態依然としています」というご批判をいただきました。 つづけてこの方は、以下のように発言されています。 「安保条約を厳しく批判すればそれで…

日米安保を軸とする総学習運動の研究会

日米同盟が「周辺安保」から「世界の中の安保」へと大きく転換するなかで、軍事同盟の側面とともに、経済同盟としての側面が強化されてきています。 日米支配層は、日米同盟を軸に新しい“国づくり”“社会づくり”をめざしています。これにどう対応するかが日本…

まちがえた!

安保問題の出版の発言は、本来は「総学習運動」の書庫でした。 書込時にまちがえて「全国学習交流集会」の書庫にしてしまいました。 たいへん失礼しました。 まあ、全国集会にすべての運動の経験をもちよって集約させて、集会の成功につなげることが重要だし…

総学習運動の学習活動家むけの討議資料作成にむけて

本日午後、第4回総学習運動プロジェクトを開催しました。 今回は、学習活動家にむけた討議資料のたたき台について論議しました。 貧困・安保・憲法を関連づけて学習し、運動をすすめていく。 そのさい、安保を軸に理解していくことが大事。 この点について…

安保を軸にした情勢学習の進展を─総学習運動プロジェクト

本日、総学習運動プロジェクトの会議を開催しました。 今回は安保破棄中央実行委員会の東森英男事務局長を招き、学習共闘についての懇談が議論の中心です。 安保破棄中央実行委員会では、「全国5000ヵ所安保学習」を提起して運動をすすめています。 労教協と…

「東日本の復興と、貧困を打開し、安保をやめて、憲法を活かした平和で安全な日本社会をめざすたたかい」に貢献する学習教育運動を

労働者教育協会では、2008年10月の理事会にて「なくそう貧困、まもろう憲法、やめよう安保」の総学習運動を提起し、2009年5月の第49回総会にて総学習運動を正式にスタートさせました。 この間、神奈川をはじめとする各地で安保学習のとりくみが強められ、一…