岸田政権は、大軍拡と大増税で日本の防衛政策の大転換をめざし、改憲の動きを強めています。 この策動を見極め、その問題点を語る力をつけることがもとめられています。 そして同時に、日本国憲法の精神や先駆性を歴史的に学び、憲法を活かした政治と社会を…

（９）青年の動向をどう見るのか 物価高やコロナ禍で労働者の生活維持の厳しさが増している状況のなかで、青年を取り巻く環境も、よりいっそう不安定さを強めています。職場環境や賃金の改善がなされない現状、みずからの将来像が見通せない不安、社会保障へ…

（６）運動論から「日米安保」を考える 今日の大軍拡の背後に日米同盟＝日米安保があります。その日米安保が、1978年の「日米防衛協力の指針」（ガイドライン）の決定を画期に公然とした日米同盟の新しい段階に入り、97 年の第２次ガイドラインで「アジア太…

今回の特集タイトルは「東アジアの平和・共同へ――対米従属を超えて」です。 同時刊行の別冊号「大軍拡ＮＯ！ 平和の準備を」（下記参照）と対をなす内容でもあります。 軍拡に抗し、対米従属を乗り越えるために、東アジアの平和的共同をつくりだすことがもと…

（４）気候危機とエネルギー問題 気候危機の問題は、人類の存続にかかわる深刻な問題です。今年３月に公表された国連の「気候変動に関する政府間パネル（IPCC）」の第６次統合報告書は、世界の平均気温は産業革命前からすでに1.1度上昇しており、これまで各…