すでに本ブログでも紹介しておりますが、このたび、労働者教育協会(労教協)は、今年4月から7月にかけて全4回の「憲法・くらし・安保」総学習オンライン講座(第3期)を開催することになりました。
このオンライン講座に、ぜひ多くの方々に参加していただきたい思います。
総学習運動は、いま岸田政権が強行しつつある大軍拡と生活破壊、そして9条改憲に反対する運動の前進に寄与することを目的にとりくんでいます。
2022年6月の第62回労教協総会で、「改憲阻止に寄与する総学習運動」の積極的展開を運動の第一の基調に据えることを確認しました。
総学習運動とは、「憲法・くらし・安保」を結びつけ、総合的に情勢を学ぶという意味と、講座などを軸に『学習の友』、地域労働学校、勤労者通信大学などを関連づけて総合的に学習教育運動を推進するという2つの意味があります。
労教協と学習教育運動は、創立(1952年に労教協創立)以来、日米安保体制下の軍事大国化に反対するたたかいに大きく貢献してきました。
それは、1960年の安保改定に反対するたたかいのなかでの学習サークルの組織化、1970年安保を前にした「安保条約をなくし、沖縄をとりもどす全国100万人総学習運動」の推進、2004年の「憲法学習」の提起、2008年の「なくそう貧困、まもろう憲法、やめよう安保」の総学習運動の提起、そして、戦後最大の9条改憲の危険性を前にして、今回の「憲法・くらし・安保」総学習運動の提起などに示されています。
直近では、2022年10月から2023年3月にかけて全6回のオンライン講座(第2期)を開催し成功させました。
この第2期講座を軸に、その他必要と思われる諸論考を収録して、総学習運動推進のための学習テキストととして『ストップ大軍拡 憲法を活かし、生活をまもる――アメリカのいいなりにならない外交・政治を』を、また本書と合わせて活用してもらうことを意図した『学習の友』2023年別冊「大軍拡NO! 平和の準備を」をつづけて刊行しました。
いずれも各地の学習会や講座、労働学校で活用されるなど好評を得ています。
第3期オンライン講座は、これまでのとりくみをふまえつつ、あらためて平和の準備をすすめていくことの大切さと合わせて、危機を乗り越えて人権と民主主義が花ひらく政治と社会の実現に一歩でも近づけていくことに寄与しようという問題意識から企画しました。
パレスチナ問題、沖縄問題、ジェンダーと戦争、憲法を活かした社会変革、という4つの講義テーマを設定し、それぞれの分野で積極的な発言をしてきている講師の方々(全員、女性です)にお願いしました。
つきましては、本講座の成功にむけて、みなさま方のお力添えをお願い致したく存じます。
個人参加ももちろん大歓迎ですが、とくに集団受講の組織化に力を入れたいと思います。
各地に集団受講の受け皿を設定してください。
何卒よろしくお願い申し上げます。
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