労働者教育協会のブログ

生きにくいのはあなたのせいじゃない。

2014-06-01から1ヶ月間の記事一覧

集団的自衛権と集団安全保障

安倍政権は、集団的自衛権の行使を容認する解釈改憲の閣議決定を明日7月1日も強行しようと企んでいます。 いわゆる「限定」とか「最小限度」といった問題のマヤカシについてはここでは言及しませんが、労教協会長の山田敬男氏と勤通大憲法コース教科委員会…

ヤルタ会談とポツダム会談

昨日の掲載文とも関連しますが、かつてとある友人から、「ヤルタ会談とポツダム会談がどうちがうのか、教えてくれ」といわれたことがあります。 そのときに解答した文章を一部修正のうえ掲載します。 昨日の文章ともダブりがありますが、文章の性質上、その…

ポツダム宣言の作成経過と背景

勤通大の学習会などで現代史を扱ったり、あるいは憲法問題などにからんで現代史に言及することがありますが、そのさい、意外と有名な事象についての事実関係の認識がけっこうあいまいだったりするという場面に直面することがよくあります。 日本国民の歴史認…

交戦権の「権」は権利ではなく「権力」では?

憲法コース受講生からの質問と回答を掲載します。 Q: 第9条第2項の交戦権の「権」は権利ではなくて「権力」のことではないでしょうか。第1項の「国権」は「国家権力」の意味でしょうから。ところがテキストには交戦権の説明で「国家が戦争をおこなう権…

戦前の労働学校と『資本論』─東京労働学校三多摩教室のニュースより

以下に掲載する文章は、東京労働学校三多摩教室の第119期スーパー経済学教室(2013年5月~2014年3月)開校中に、教室ニュースに掲載されたものです。 教室運営委員会の許可を得て、本ブログにも転載します。 なお、あくまでも一学生の文章であり、三多摩教…

第2次世界大戦の犠牲者数について

勤労者通信大学では現在、各コースのテキストにおいて、第2次世界大戦の犠牲者数について、「5千数百万人」と表記しています。 実は、このことについて、意外と問い合わせや質問などがあるので、ちょっとひとこと。 この点について、各テキストの注で私た…

『しんぶん赤旗』日曜版に『最前線兵士が見た「中国戦線・沖縄戦の実相』の著者登場!

『しんぶん赤旗』日曜版6月22日号で、弊社刊行の『最前線兵士が見た「中国戦線・沖縄戦の実相」─加害兵士にさせられた下級兵士』の共著者・近藤一さんが登場し、証言しています。 センターページの「日曜ワイド」での「今語る 沖縄戦」という特集です。 日…

「国民の過半数」ではなく「投票者の過半数」では?

憲法コース受講生からの質問と回答を掲載します。 Q:テキストには憲法改正について「国民の過半数の賛成を必要としている」とありますが、これは「投票者の過半数」のまちがいではありませんか? A: 現在は国民投票法が制定されてしまっていますから、本…

『歴史の真実と日本の針路』(『学習の友』2013別冊)

昨年夏に発行した『学習の友』別冊『歴史の真実と日本の針路─信じ合えるアジアをつくるために』を、あらためて紹介します。 「『従軍慰安婦』は必要だった」「南京大虐殺はなかった」「侵略の定義は定まっていない」 歴史の真実をねじ曲げる政治家などの発言…

総会記事

遅ればせながら、先日開催した第54回総会の記事を、『しんぶん赤旗』に掲載していただきました。 第5面、国民運動欄の左下です。

新刊紹介:山田敬男著『社会運動再生への挑戦─歴史的せめぎあいの時代を生きる』

労働者教育協会会長で現代史家の山田敬男氏の新刊を刊行しました。 「いま社会運動のあり方が問われています。安倍内閣の改憲戦略によって、国や社会のあり方が根本的から変えられようとしているからです。安倍内閣の改憲戦略を打ち破るには、社会運動の高揚…

『月刊全労連』2014年7月号

『月刊全労連』2014年7月号を刊行しました。 全労連ホームページにアップしています。 http://www.zenroren.gr.jp/jp/koukoku/index.html

『学習の友』2014年7月号

『学習の友』2014年7月号を刊行しました。 表紙と目次の写真を掲載します。 今回は憲法問題の特集です。 立憲主義を扱った小林武論文と、安保法制懇報告書批判の山田敬男論文は、『学習の友』の論文としては通常の倍のボリュームです。 それだけに、憲法問…

受講生の感想より─労働組合コース

●組合の重要性を再認識 U(沖縄、医労連、33歳) 労働組合のパート専従として雇用され1年が経ちます。 私は労働組合をよく知らず、先輩方にいわれるがままに活動にとりくんできました。 労働組合とは何か、その意義を学ぶために受講しました。 テキスト…

労働学校さいたま教室─埼玉学習会議

埼玉学習会議、埼労連、さいたま地区労でつくる実行委員会の主催で、「労働学校さいたま教室」が、6月19日から開催されます。 以下は6月5日付『しんぶん赤旗』首都圏版より。

受講生の感想より

今回は、基礎コース受講生の感想をいくつか紹介します。 ●軍事国家にさせないために R・Sさん(千葉、生協職場、41歳) 歴史的な背景も学びながら、日本国憲法が世界に誇れるものだということをあらためて感じました。 いまの安倍政権、日本政府はどこに…

第54回総会

労働者教育協会は7~8日、第54回総会を東京都内で開催しました。 本総会は、安倍内閣の異常で危険きわまる暴走によって、「海外で戦争する国」づくりと「世界で企業が一番活動しやすい国」づくりが一体となってすすめられ、それにたいする労働者・国民の反…

総会

第54回総会を開催中です。 明日昼ごろまでです。 詳細はおって報告します。

総会記念・労働法制改悪学習講演会─高知県学習協

高知県学習協が、総会に合わせて(先だって)記念講演会をひらきます。 6月15日(日)14:00~、高知県立大学永国寺キャンパス202号教室にて開催。 テーマは労働法制改悪問題です。 どなたでも参加できますので、お気軽にどうぞ! 詳細はこちら。

第42回総会と記念講演会─静岡県学習協

静岡県学習協の第42回総会と記念講演会の案内をリンクします。 どなたでも参加できます。 案内はこちら。

公開研究会「安倍『雇用改革』は労働ビッグバン」(労働総研主催)

表記の研究会が6月10日(火)18:30~全労連会館にて開催します。 詳細はこちら。

藤田昌士著『学校教育と愛国心─戦前・戦後の「愛国心」教育の軌跡』

戦前・戦後の学校教育において「愛国心」がどのように教えられてきたか――教材と儀式に即して明らかにしたわが国初の体系的「愛国心」教育史! 教職員、研究者、学校管理者、教育行政担当者はもとより、日本の平和と民主主義を願うすべての人びとに贈る著者渾…

『救援新聞』に『憲法大好き─読む・考える・学ぶ』の紹介が掲載されました。

日本国民救援会の機関紙『救援新聞』2014年6月5日号に、弊社刊行の『憲法大好き─読む・考える・学ぶ』の紹介が掲載されました。 編集部のご厚意で、本ブログにも転載させていただきます。 読みやすくするためにセンテンスごとに改行し、漢字とかなの表記を…