労働者教育協会のブログ

生きにくいのはあなたのせいじゃない。

藤田昌士著『学校教育と愛国心─戦前・戦後の「愛国心」教育の軌跡』

 戦前・戦後の学校教育において「愛国心」がどのように教えらイメージ 1れてきたか――教材と儀式に即して明らかにしたわが国初の体系的「愛国心」教育史!
 教職員、研究者、学校管理者、教育行政担当者はもとより、日本の平和と民主主義を願うすべての人びとに贈る著者渾身の意欲作。

 
 2006年12月に教育基本法改悪を強行した安倍晋三氏が再び首相になり、いま、憲法改悪と一体に「教育再生」をすすめようと暴走しています。
 その柱の1つに「愛国心」も位置づけられています。
 安倍政権は、「教育再生」をつうじて、管理・統制をいっそう強化しようとしています。
 子どもにたいしては、「愛国心規範意識を育てる」こと、「国旗国歌の尊重」「ボランティアや自衛隊などの体験学習の必修化」、「道徳の『教科化』」などをおしつけようとしています。
 そんななかでこそ読み返してもらいたい1冊です。

《著者略歴》
藤田昌士(ふじた・しょうじ)
1934年生まれ。
1956年東京大学経済学部卒業。
東京都大田区立大森第二中学校教諭(1962年3月まで)。
1964年東京大学大学院教育学研究科博士課程中退。
その後、東京大学教育学部助手、国立教育研究所員、福島大学教育学部教授、立教大学文学部教授、帝京平成大学情報学部教授などを歴任。

 2008年11月刊。本体2400円
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