勤労者通信大学では現在、各コースのテキストにおいて、第2次世界大戦の犠牲者数について、「5千数百万人」と表記しています。
実は、このことについて、意外と問い合わせや質問などがあるので、ちょっとひとこと。
実は、このことについて、意外と問い合わせや質問などがあるので、ちょっとひとこと。
この点について、各テキストの注で私たちの見解を示してあります。
いろいろと歴史書などを調べてみますと、6000万だったり5000万だったり、筆者によってさまざまです。
2006年に開講した現在の憲法コースの前身である「憲法特別コース」のテキストを作成するさいに、原稿段階で犠牲者数が原案執筆時点で不統一でした。
そこで、いくつかの研究を調べてみました。
その結果、23ページ注でも示しておりますように、第2次世界大戦についての専門研究の到達点に依拠して、勤通大としては5千数百万に統一することにしました。
それぞれの著作での犠牲者数も、おそらくは何らかの研究成果をもとにして書かれているのでしょうから、それをまちがいだなどというつもりはありません。
私たちとしては、より専門的に研究していると思われる著書での見解に依拠した、ということです。