2019年度の勤労者通信大学の受講生募集は、まだまだつづいております。
とくに、昨年新設した入門コースについては、まだまだひろげていきたいと思っています。
あらためて紹介しますと、入門コーステキストは、ひとことでいえば、「コンパクトにして内容充実!」というスグレモノです。
写真で比べてみましょう。
右側の青いのが憲法コーステキスト、左の黄緑が入門コーステキストです。
だいぶ厚みがちがうのがわかりますね。
それぞれのテキストを、同じボールペンを横に置いて比較してみました。
かなりちがうのがおわかりですね。
それだけではありません。
テキストが薄くなると、そのぶん内容も薄くなっている、いわゆる「骨皮筋右衛門」では、という印象をもつ方もいるでしょう。
ところが、入門コーステキストは、ちがうんです。
他のコースがあることを前提に、思い切った絞り込みをして、突っ込むべき点は突っ込む、触れる程度でいいというものはさらっと、入門としては省略してもいいと判断したものは思い切ってカットしました。
とくに重要なのは、テキストの入口の部分を中心に、若い人をはじめとして、いまの労働者や市民の方々の置かれている状況や意識・心情とかみ合っていることです。
北海道の学習協は、青年の集まりに募集オルグに行って、テキストを読み合わせしたところ、1人の女性が泣きだし、「まるで私のことが書いてあるみたい。もっとはやく出会いたかった」とのべ、別の女性ももらい泣きし、2人ともその場で申し込んだ、というエピソードもあります。
テキストの記述を一部紹介します。
《●なぜこれほど苦しさが蔓延しているのか
日本社会は、さまざまな「痛み」を抱えこんでいる人がとてもたくさんいます。痛みは目に見えません。1人ひとり痛みの度合いや性質はちがうので、それを想像することも容易ではありません。
痛みは、「より弱い他者への攻撃」に向かうこともあります。寛容さがだんだんとなくなっていきます。なにより自分自身を苦しめます。
人と人が支えあいながら生きている社会のなかで、なぜこれほど苦しさが蔓延しているのでしょうか。それは、社会のしくみ自体に、それを引き起こす要因があるからなのです。
いま、私たちが生きている社会=資本主義会とは、いったいどんな社会なのでしょうか。そもそものところをつかむことで、痛みを引き起こしている原因にたどりつくことができます。そしてそれは、その痛みを和らげ解決するための人間的連帯を生み出していきます。(テキスト第1章より)》
日本社会は、さまざまな「痛み」を抱えこんでいる人がとてもたくさんいます。痛みは目に見えません。1人ひとり痛みの度合いや性質はちがうので、それを想像することも容易ではありません。
痛みは、「より弱い他者への攻撃」に向かうこともあります。寛容さがだんだんとなくなっていきます。なにより自分自身を苦しめます。
人と人が支えあいながら生きている社会のなかで、なぜこれほど苦しさが蔓延しているのでしょうか。それは、社会のしくみ自体に、それを引き起こす要因があるからなのです。
いま、私たちが生きている社会=資本主義会とは、いったいどんな社会なのでしょうか。そもそものところをつかむことで、痛みを引き起こしている原因にたどりつくことができます。そしてそれは、その痛みを和らげ解決するための人間的連帯を生み出していきます。(テキスト第1章より)》
受講者として想定される人の気持ちに寄り添いつつ、最初から「おなかいっぱい」ということではなく、いわば玄関先で立ち話して、「これはいいな」と興味をもちだしたら、奥に上がってもらってじっくり話そう、というふうに、息の長くかかる学習に一定の段階を設けながらすすめていこうということで、玄関先が入門コース、奥に上がってもらうのが憲法コースなどの他の専門的なコース、というに役割分担をしていこうという思いでテキストをつくったのですが、話が伝わった人たちには好評を得ています。
しかしながら、我々の力量不足もあり、勤通大受講経験のある某労組でも、「え?! こんなに薄いテキストだったの?」と驚かれたりするなど、まだまだ宣伝が行き渡っていないということも痛感しております。
ということで、このブログをお読みの方にお願いです。
みなさん自身が入門コースを受講することはもとより、このブログの内容など勤通大のサイトやFBについてカクサンしていただきたく存じます。
ご協力のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。
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