安保問題の出版の発言は、本来は「総学習運動」の書庫でした。
書込時にまちがえて「全国学習交流集会」の書庫にしてしまいました。
たいへん失礼しました。
まあ、全国集会にすべての運動の経験をもちよって集約させて、集会の成功につなげることが重要だし、安保問題の分科会も予定しているので、まったく無関係ではないのですが。。。
ところで、構成予定をみた方から、「旧態依然とした安保論だ」というご意見もいただきました。
従来からのオーソドックスな構成を引き継ぎつつも、新しい試みも採り入れていくつもりです。
たとえば、2のしくみのところでは、通常なら①~③の柱立てでしょうが、今回はあえて「4 日米同盟と原発問題」をたてているのもその1つです。
1の経済条項問題に入れてもいいのですが(90年代にだした『安保問題のすべて』はそういう構成です〉、日米原子力協定のことも考えると安保2条だけでは説明しきれないためです。
また、「6 非核非同盟の日本とこれからのアジア」は、議論自体は新しいとはいえないかもしれませんが、安保廃棄の方向との関連できちんと位置づけるのは、1冊のテキスト的な出版物としてみれば、『学習の友』別冊以外にはあまりみられないのではないでしょうか(勤労者通信大学の各コースのテキストもそうですが)。
沖縄のたたかいの発展も重要です。
とくに辺野古のたたかいでは、クイ1本打ち込ませることなく、日米ロードマップからの方向転換、つまり普天間基地の辺野古移転を事実上、断念させたという点は、安保廃棄の運動を励ますものとして、きちんと位置づける必要を感じています。
なんにせよ、内容をきちんとしたものにしなければなりません。
章・節タイトルは仮題だといいましたが、オーソドックスな解説を一定程度引き継ぐとしても、私たちの努力がうまく伝わるようなタイトルを考える必要もあります。
完成まで約5ヵ月。
集団的討議をふまえて、運動の発展に貢献できる本をつくるために力を尽くしたいと思います。
また、運動を成功させるためにも商業的な成功も勝ちとらねばなりません。
当面の売り上げはもちろんのこと、安保廃棄を実現させるその日まで、息長く使ってもらえるような本にしたいと思っています。
よりよい内容にするために、多くの方々からの意見も募りたいと思います。
いただいた意見は、総学習運動プロジェクトや執筆チームでの討議の素材とします。
何卒よろしくお願い申し上げます。 (総学習運動プロジェクト事務局)