《第2次世界大戦の当時、ヒトラーが占領したヨーロッパでは、反ヒトラーの国民的共闘が各国で起き、レジスタンスと呼ばれました。そのときの団結の合言葉が「神を信じるものも信じないものも」でした。世界観がちがっても一致して立ち向かう。ここに世界に試された統一戦線の精神があります。》
《昨年、国会を囲んだ戦争法反対のたたかいのなかで、創価学会の三色旗があちこちで翻り、感動を呼びました。国民の運命にかかわる大事なときには、保守・革新のちがい、信教のちがいを超えて団結する。統一戦線の心を生き生きと発揮した情景でした。》
昨年9月に、本ブログに「統一戦線の出発点は『共通の要求、共同の意志』」という文章を書きましたが、不破さんは、まさにこのことを具体例をもって示したのです。
さらに、「憲法問題で対案がない」という攻撃にたいする反論です。
とはいっても、実際に共闘に結集している人たちのなかには、安倍政権のやり方にたいする反発はあっても憲法は将来的には変えた方がいいと思っている人も少なからずいます。
この「護憲統一戦線」は、安倍政権を倒して、「戦争法の廃止と立憲主義の回復」が実現した暁には、その役割を終えることになります。
ですから、この「護憲統一戦線」の経験を契機に、たんに「反安倍」的な意味をふくめた、やや消極的な意味をふくむ「護憲」ではなく、文字どおりの護憲、「憲法をまもり活かす」ことで結集する「活憲統一戦線」とでもいうべき幅ひろい共闘を展望してたたかっていくことも重要であり、不可欠のとりくみといえます。
この点にかかわっては、1年ちょっと前に「立憲主義と統一戦線」という文章を書いていますので、合わせてお読みいただければと思います。
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