執行委員会での「ミニ学習」の具体的な事例を、JMITU埼玉地本・泉田さんに紹介しいただきました。
JMITU埼玉地本
執行委員会でミニ学習を開催!
JMITU埼玉地本書記長 泉田隆徳
●担当者が記事を解説する手法で読み合わせ
JMITU(日本金属製造情報通信労組)埼玉地本では、今年6月から、毎月1回程度開催される執行委員会で最初の15分間「学習の友」を活用した「ミニ学習」を始めました。
学習方法は、毎月担当者を決めて、その担当者は事前に学習する○月号の気になった記事を解説するという手法です。ですから担当者は事前に読んで、ある程度理解をしないと解説できないので、結構プレッシャーもかかります。しかし、わからないことがあってもみんなで議論するので、その辺は緩やかな学習にしています。
最初は書記長のわたしから始めました。7月号で佐々木憲昭前衆議院議員の「財界・大企業の利益最大化を追求する安倍政権」と題した記事について解説しました。安倍政権の掲げる「トリクルダウン」は、労働組合の達示や機関紙などである程度わかっていましたが、大企業の利益は内部留保や株主に多く配分され、中小零細企業には降りてこないことがよくわかりました。
さらに大企業から献金を受けている政府は物が言えず、大企業の言いなりになっていることや、経団連が昨年9月15日に「防衛産業政策の実行に向けた提言」を発表した直後の9月19日未明に、安全保障関連法(戦争法)を強行採決したことを知らない執行委員もいて、とても勉強になりました。
●今後は各支部・分会に広げていきたい
なぜミニ学習を始めたかと言いますと、実は中央本部(委員長)の「押し売り?」からでした。しかし、執行部が自費で購入し学習を始めたことで、知識が深まり良かったと実感しているところです。これからも毎月短時間でも(結局30分くらいかかってしまいますが)学習し、今後は各支部・分会に広めていきたいです。文字通り「知は力」を実感しています。