大阪
「働きかける力」を地域で実践
関西勤労協事務局次長(パルコープ労組) 箕作勝則
関西勤労協では月1回、組織強化委員会開き、労働学校や『友』について議論しています。JMITU委員長の生熊さんの「働きかける力」の話(千葉集会分科会での報告)を専従の方が紹介をされ、労働組合もそうだけど、勤労協の活動家も働きかける力が課題になっている、『友』読者を増やそうと思っても、労働学校の受講生を増やそうと思っても、働きかけないと集まらない。その実践をやっていこうと、いろいろと提起しています。
●学習サークル「都島ぷよぷよ」を立ち上げて
私は、大阪市の都島で働いています。都島区労連という地域労連の事務局長もやっています。その地域に私とあと2人、労働学校の運営事務局がいます。この3人だけで、まず『友』を読む会ができるという発想で、最近組合をつくって地域労連に加盟した医労連の方や、市会議員選挙にでている人などに声をかけて、学習サークル「都島ぷよぷよ」を立ち上げました。名前はふざけていますが、将来的には、労働学校がしたいという大きな目標があります。「最初は『学習の友』のお試しキャンペーンで、3か月タダでもらえるから読み合わせをしよう」と提案しました。4人が読者ではありませんでした。3か月読み合わせをして、次からどうするかというときに、すんなりと引き続き『友』の読み合わせをしていこうとなり、定期購読をしてくれました。
●「20代からこういう集りがあったらよかったのに」
医労連の組合をつくった人たちは医療生協の人たちですが、ここの医療生協はけっこうひどいところで、昔は労働組合があったんですがつぶれてしまって、ずっと賃上げもない状況でした。そこで9人ぐらいで労働組合をつくり、そのうち2人が地域労連にも結集しています。読み合わせをして感想交流をやって、一杯飲みに行くというパターンですが、30代の男性が、「20代のころからこういう集りがあったらよかったのに」と感想を話していました。『友』を読みあわせて、感想を交流することで、けっこう共感を呼びます。
いま「忙しい、忙しい」と、どの組合でも言いますが、逆に忙しいからこそ、『学習の友』で30分でも学習をやったところは確信になっていると思います。(『学習の友』活用・拡大交流会2016での発言から。文責・事務局)