労働者教育協会のブログ

生きにくいのはあなたのせいじゃない。

茨厚労の『友』学習会、あおぞら労組の勤通大学習

●茨厚労の『友』学習会、
あおぞら労組の勤通大学習
 
茨城県医労連 書記長 藤田 周
 
●『友』の段落読み
イメージ 1茨城県厚生連労働組合(茨厚労)では、お試しキャンペーンを利用して「学習の友」の購読を広げました。毎月定例の執行委員会で、いくつかの記事を紹介し、そのうちの一つの記事を「読み合せ」します。参加者で「段落読み」をします。その後、自由に感想を述べあうという方法です。30分~40分かかりますが、みんなで感想を出し合い、読むたびに何かヒントを得ています。
1月号で「読み合せ」したのは「地域労連頑張る」の記事です。茨厚労では、土浦協同病院の新築移転で費用が大幅にかさみ、冬期一時金闘争を「越年」でたたかっている最中です(2/14現在)。例年の1/4の0.5ヵ月の回答で、しかもその原資は「退職金をカットして行う」というものです。生活も苦しく、経営者への不信から、退職希望者が例年以上に出ています。
このままでは、地域医療を担っていけないと、地域住民への宣伝や署名活動を始めたところです。記事にあった「地域労連の役割」は、「情勢を伝える」「団体が繋がる」「地域をよくしていく」という点に、大いに共感することができました。
 
●人間関係を深めるためにも役立つ
労働者の状況、社会問題など、タイムリーな話題が分かりやすくだけでなく、感想をそれぞれが出すことで、仕事や組合活動では知ることのできなかった、それぞれの感じ方・考え方を知ることができ、人間関係を深めることにも役立っています。
今後は支部での活用も広げていきたいと思います。
 
●自分たちの中だけの学習するのは難しくて
イメージ 2いばらきあおぞら労組は、結成から5年ほどでまだ歴史の浅い組合です。組合加入率は高いのですが、職員数も少ないため、いつも全員で討議しながら活動しています。組合活動をどうやって行ったらいいか、要求は正しいのかなど、自分たちの中だけで、学習していくのは難しい面がありました。茨城学習協の役員の勧めで「勤労者通信大学」の「労働組合コース」を組合員全員で受講(当時)。その方にチューターになってもらい、毎月の執行委員会後に、1時間ほどかけて読み合せをしたり、テストを記入したりしていました。
 
●組合員全員で協力して、
やりとげた労働組合コース
2年連続でベースアップを勝ち取り、一時金は3年連続でアップを勝ち取っています。いばらきあおぞら労組の躍進は、組合員全員で協力し、「労働組合コース」をやり遂げたことも大きな一因と言えます。
茨城県医労連では、勤労者通信大学の集団学習を企画し、組合の力量アップにつなげていきたいと思います。

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