生協労連大阪地連
短時間で共感や確信になる読みあわせ
おおさかパルコープ労働組合書記長 箕作勝則
●府内に活用がひろがる
生協労連大阪府連は、3つの地域生協と大学生協で構成されています。府連で8年前から「若手の会」をつくり活動しています(現在は改称してFLEKs)。そもそもは、よどがわ市民生協労組のAさんと私、いずみ市民生協労組のB委員長がたまたま同い年で、あるとき、Aさんから「もう辞めたい、一人専従はしんどい」という話があり、「それはたいへんだ」と、3~4人ぐらいで月1回交流することになりました。職場の状況などを話し、その後飲み会をしていました。毎月集まるんだから、毎回学習をやろうと、最初は古典をやっていましたが、いろいろ理由をつけてやめていたんです。「今日は時間がない」とか…。
でも原点に返る学習は必要だと、『学習の友』はどこの組合でもとっているので、読み合わせをしようと、毎月やることになりました。
これには前段があって、パルコープ労組でも、執行委員全員、パートの部会委員さん30数人と全分会に『学習の友』をとっていますが、あまり活用されていませんでした。そこで月1回の執行委員会で30分読み合わせをして、交流することにしました。
それを府連や地連の大会で報告したのがきっかけになって、ひろがりました。やってみると短時間でできて、なおかつ共感や確信になると、いまでは、若手の会、いずみ、よどがわ、パルコープ、地連パート部会、それぞれの執行委員会で読み合わせをしています。
●労働者としての意識をもつための基礎理論学習を
生協は、民主的組織と言われるところですが、資本主義社会のなかで商品を売っていますので、たとえばトラックで配送している担当者は、職場で「自分が担当しているコースの経営者的な発想をもって仕事に臨んでください」と言われています。言い方には違いがありますが、だいたいどこの生協でも言われています。だから職員のほうもそういう認識になっている。労働者という意識がありません。まして労働者階級とは思えません。