『学習の友』拡大・活用推進ニュースNo.21（2015年11月2日）

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（労教協で取り扱い分）

 山口　県高教組のみなさん

継続を大切に、月２回の『友』連載の読み合わせ

　　

石田高士

山口県学習協事務局次長

●１時間以内にすませよう

山口県高教組は、書記局を中心に『友』を活用した学習会を月２回のペースで開催しています。

月２回といっても所用でなかなか集まれなかったり、他の議題で『友』を活用した学習まで進まなかったりと、計画通りには運んでいません。

それぞれ参加者はいろいろなことを抱えているので、できるだけ１時間以内ですませるということを大切にしているからです。

●連載講座はとても重宝。テーマごとに深められる

　いま、『学習の友』で活用しているのは、牧野広義さんの連載講座「世界は変えられる－マルクス哲学への案内」です。１回ごとにみんなで読み合わせをして、分からないところや質問、感想などを出し合います。

　１回目は疎外論が中心だったので、分からないことも多く、入りづらかったという感想もありましたが、２日目、３回目と読み合わせ、今の日本の現実と照らし合わせながら意見交換したりしていくと、「いろいろと見えてきたことがある」「新しい視点を得られた」などの感想が生まれています。

　とりわけ、３回目の「環境の変革と人間の自己変革」は、私たちがかかわっている教育の世界と照らし合わせながら意見交換し、環境の変革と自己形成について深めていくことができました。

　読み合わせにも時間がかからないし、テーマごとに前回のテーマも含めて、深めていくことができるので連載講座の企画はとても重宝しています。

　なかなか進んでいないのが現実ですが、少しずつでも継続していくことが重要だと感じています。