労働者教育協会のブログ

生きにくいのはあなたのせいじゃない。

『学習の友』2026年3月号

 

3月号は特集2本立てです。

 

【特集1 対話で仲間を広げ、要求実現を】

26春闘、対話で仲間を増やしながら、要求を実現させていくことが切に求められています。
本号では、3つの組合をとりあげます。

会計年度任用職員の2つの事例。広島の学童では、手紙や電話など、さまざまな機会を活用して対話をすすめ、仲間を増やしています。
活動をとおして培われる連帯感が労働組合の魅力。
山口の教育現場では、市の不当な対応にたちむかうなかで、組合を結成。粘り強い対話で仲間を増やし、要求も前進。退職教員との連帯も貴重。

産別では、映演労連が重要な経験をつくっています。
ある舞台演劇の関連会社で、職能的な労働者たちが組合を結成。
仲間をひろげ、学びを力に、団交で要求前進。企業別組合の枠を超えて組織化をすすめる映演労連の努力と、労働者の現場からの実践が結合。


【特集2 いま世界と日本で、何が起こっているか】

世界をふり回すトランプ政権を、どうみるか。グローバル蓄積構造の展開のなかでの、トランプ政権の矛盾を分析します。(平野論文)

高市政権のもと、新自由主義的な社会保障改革の強化、加速がねらわれています。
医療費抑制政策をつよめ、野蛮な自己責任の世界にひきもどそうと目論んでいます。(岡崎論文)

同時に深刻なのは、これまでにない大軍拡の進行。アメリカの要求、米軍のための軍拡でもあります。
アジアの平和にむて、真の外交・対話が切に求められる情勢です。(川田論文) 
併せて、長射程ミサイル配備反対の熊本市健軍商店街1200人集会の意義を考えましょう。
地域住民との対話運動が教訓的。そこから保守層との共同も生まれています。
平和をまもる地域労働運動の役割・可能性を示唆。

話題の映画『女性の休日』。
アイスランドの女性たちによる、有償労働と家庭内のケア労働を放棄する画期的なストライキ行動。
ケアを貶める日本社会を変え、ケア中心の民主主義を実現させる示唆に。(塩田論文)

今月号から、新連載「労働者のための住宅問題入門」も開始。
高すぎる家賃、その改革の基本方向が力強くうちだされています。(佐藤論文)

いまこそ、対話で労働組合をひろげ、社会変革の土台をつくりましょう。


以下、編集後記です。

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【編集後記】

本号を編集しながら、労働組合における「仲間」の深い意味について触発されました。
広島の学童の非正規女性労働者たちの座談会をぜひお読みください。
仕事を語り合える組合の魅力。
組合のなかで、あたたかい人間関係が育まれ、友情が深まっていく様子がみえてきます。
山口のいきいき労組では、補助教員と退職教員の連帯が印象的でした。
映演労連でも、職能的労働者どうしの職場での深いつながりがみえてきます。
今号の登場人物のほとんどが女性労働者であることも、興味深いです。支
配的な自己責任論の世界にたちむかう、労働者の連帯のあり方が示されているのではないでしょうか。

熊本の健軍商店街1200人集会では、労働組合活動家による地域住民との「対話の力」が示されました。
PTAや商店街、自治会のなかに活動家が日常的に深く入り、それを土台に、平和への願いを掘り起こすとりくみは貴重です。
そして、水俣病をはじめとした地域社会運動の水脈が、今回の平和運動に流れ込んでいることにも感銘を受けました。
「民衆の戦後80年」、その一端がここに凝縮されているのではないでしょうか。

本号をとおして、高市政権がすすめる「新自由主義と軍事大国化」に抗する主体が、鮮明に浮かび上がってくるように思えます。(E)

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