衆院憲法審査会に参考人招致された憲法学者3人が戦争法案を「違憲」だと発言したことが波紋を呼び、慌てた安倍政権は「従前の憲法解釈との論理的整合性が十分に保たれている」とする見解を発表し、火消しに躍起になっています。
すでに破綻済みの砂川判決をあらためてもちだしていますが、これについては自民党が推薦した憲法審査会参考人の長谷部恭男氏が、すでに昨年3月末の日本記者クラブでの講演において「私が存じ上げるような学者の方でそういう議論をしている人はいない。なかなか理解することが難しい議論」「集団的自衛権が憲法9条の下で否定されているというのは、実は砂川判決からも出てくる話」だと退けており、今回の政府見解についても、「従来の政府見解の基本的枠組みでは説明がつかず、法的安定性が損なわれている」と強調しています。
すでに破綻済みの砂川判決をあらためてもちだしていますが、これについては自民党が推薦した憲法審査会参考人の長谷部恭男氏が、すでに昨年3月末の日本記者クラブでの講演において「私が存じ上げるような学者の方でそういう議論をしている人はいない。なかなか理解することが難しい議論」「集団的自衛権が憲法9条の下で否定されているというのは、実は砂川判決からも出てくる話」だと退けており、今回の政府見解についても、「従来の政府見解の基本的枠組みでは説明がつかず、法的安定性が損なわれている」と強調しています。
安倍政権をぐうの音もでない状況に追い込み、戦争法案の成立を断念させるためには、まだまだ学習と運動を強く大きくしていくことがもとめられます。
《主張》集団的自衛権議論 砂川判決どこまでゆがめるか(『しんぶん赤旗』2014年4月6日)
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik14/2014-04-06/2014040602_01_1.html
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