『経済』2015年3月号に萬井隆令著『人間らしく働き生きる─労働者・労働組合の権利』の紹介が掲載されました。
編集部のご厚意で、本ブログにも転載させていただきます。
編集部のご厚意で、本ブログにも転載させていただきます。
転載にあたって、センテンスごとに改行、パラグラフごとに1行アキ、一部の漢字をひらがなで表記しました。
***以下、転載
コンパクトかつ実践的に書かれた労働法のテキストです。
「本書では、労働者が現場で出会うホットな問題に絞って議論の争点を紹介しつつ、権利の問題を具体的に考えて」(あとがき)います。
Ⅰ章で「労働法における労働者」を解説しつつ、権利を奪う「非・労働者化政策」の現れを批判。
つづいて「Ⅱ 労働団体法」では、労働者の権利がたたかいの歴史で得たものであること、「Ⅲ 労働者保護法」では、就活や派遣労働にたいし、どう法律が生きるか、といった基本点がおさえられます。
そこに貫くのは、労働者の要求・運動と司法判断のせめぎあいです。
補論「安倍政権の狙う『雇用改革』」では、改革の全体像を知り、労働法制改悪反対の運動の力としたいと思います。
***以上、転載