全商連(全国商工団体連合会)の機関紙『全国商工新聞』の最新号(2012年8月20日)に、弊社の『「最先端技術の粋を尽くした原発」を支える労働』の紹介が掲載されました。
編集部のご厚意で、本ブログに転載させていただきました。
なお、転載にあたり、読みやすくするために、改行を増やしました。
編集部のご厚意で、本ブログに転載させていただきました。
なお、転載にあたり、読みやすくするために、改行を増やしました。
※以下、転載文
福島第1原発で、作業員が携帯する線量計に放射線を遮蔽させるため鉛製のカバーを強制的にかぶせていたとの報道が、7月下旬にありました。
労働者の健康と命より原発を優先させていたという事件ですが、原発がそもそも労働者犠牲の上で成り立ってきたもので、今回の事件もその一端に過ぎないことを教えてくれます。
重層下請けによる「ピンハネ」で本人が受け取る賃金は1日1万円程度。
作業員本人が持たされるはずの「健康管理手帳」は使用者が保管し、いつの間にか健康診断を受けたことにされ、体の不調を訴えても、医師は「異常なし」と診断する例が多いといいます。
体がぼろぼろになれば捨てられ、多くの労働者が亡くなっていると、犠牲者も紹介して指摘します。
過酷な条件であるにもかかわらず、なぜ、作業員になる人が出続けるのか。
本書を読み進めるうちに、その構造が浮かび上がります。
※以上、転載文
2012年6月刊、定価800円です。
ご注文は書店または学習の友社まで。
E-mail: gakusyu@po.jah.ne.jp
電話03-5842-5641
FAX03-5842-5645