以下の文章は、『前衛』2013年４月号に掲載された弊社刊行の「外国人実習生」編集委員会編『外国人実習生─差別・抑圧・搾取のシステム』の紹介文です。
同誌編集部のご厚意で、本ブログに転載させていただきます。
同誌編集部のご厚意で、本ブログに転載させていただきます。
※以下、紹介文
外国人が、日本で働くことを通じて技能を習得し、帰国することを建前にしている「研修・技能実習生制度」。
実際には、最低賃金よりもはるかに低い賃金、長時間労働、差別と人権侵害のもとで、多くの外国人が働かされています。
本書では、この問題に取り組んできた学者、弁護士、ジャーナリスト、労働組合幹部が、自身の体験もまじえながら、この制度の問題点を告発しています。
背景には、労働コスト削減を目的に、外国人労働者の受け入れを推進してきた日本の財界・大企業の思惑があります。
賃金引き下げのテコにもされている外国人労働者の問題を、「日本人の労働者の問題」としてとらえ、「連帯・団結の力で…阻止していかなければならない」という指摘は重要です。（昌）
※以上、紹介文
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