労働者教育協会のブログ

生きにくいのはあなたのせいじゃない。

6月号橋下特集への感想(その3)

 6月号橋本特集によせられた感想の紹介、今回で3回目となります。
 ひとまず、ここで一区切りです。
 
 「政治は独裁だ」と叫び、民主主義を真っ向から否定する橋下徹大阪市長
 真っ先に攻撃したのが、労働組合と公務員。
 このことが示すものは、民主主義を実現するためになくてはならないのが、労働組合、そして公務員ということになるのではないでしょうか。  (S・I 国土交通労組・岡山)

 6月号の特集には力づけられました。
 橋下市長率いる「大阪維新の会」がどのようなもので、どのようなことをやろうとしているのか。そして、それらが何を意味しているのかがよくわかる内容になっていると思いました。
 そして、それ以上によかったのは、そのなかでたたかっている人たちの、当事者のがんばりがわかるようになっていて、それには本当に元気づけられました。
 橋下市長は、まだきまっていないことを、さも決定事項であるかのごとくプレス発表し、それをみた人があきらめてしまうことが、よくあります。
 しかし、橋下市長の市民攻撃に対峙していくには、「けっしてあきらめないこと」「自分の要求、思いをしっかりと示すこと」「いろいろな分野の人とつながり、ともにたたかうこと」だと思います。
 この号は、そのための大きな力になると思います。  (H・H 地域労組・大阪)

 橋下「大阪維新の会」による反民主主義的な独裁政治について、具体的な事例で、明確に解明されていました。
 とくに、山田敬男さんの「橋下政治とは何か─その矛盾と打開の可能性」は橋下政治を考える上で重要な提起がされており、人間のあり方、社会のあり方を議論し、どうのりこえるか、私たち自身が問われていると思いました。  (H・S 全国私教連・東京)
 
 
 
 橋下問題は、日本における民主主義の弱点を示しているように思います。
 いまの日本は、国民1人ひとりが手をたずさえながらともに民主主義的に成長し、日本社会が市民社会として成熟していく過程に、本格的に入ってきたのだと思います。
 官邸前行動などは、その典型の1つといっていいかもしれません。
 いまこそ学習教育運動の出番だと身の引き締まる思いです。   (ブログ担当・吉田ふみお)