労働者教育協会のブログ

生きにくいのはあなたのせいじゃない。

学習教育運動セミナーin浜松

 10月8日(土)~9日(日)、静岡県浜松市浜名湖弁天島温泉で、学習教育運動セミナーが開催され、5県から30人が参加しました(協会ふくむ)。
 札幌、栃木・鬼怒川につづく、3会場目になります。

 第1日目は、まず山田敬男労働者教育協会会長が、「なぜいま学習教育運動が必要なのか」を問題提起。
 3・11以降の歴史的展開の時代において、どのように情勢をとらえるのか、そして労働運動の課題はなにかを中心に、労働組合における学習教育運動の重要性、とりわけ階級的自覚の形成にとって、民主主義と権利意識の成熟が重要であることを強調されました。

 ひきつづいて、静岡のローカルセンターである静岡県評の林克議長から特別報告をいただきました。
 林さんは、この間とりくんできた最低生計費試算運動を中心に報告。
 4000人以上のアンケート調査で明らかになった静岡の最低生計費は自給換算で1356円になるそうです。
 林さんはこの調査はいろいろな学習に発展する素材であり、さまざまな議論をおこせるし、学習教育活動でもおおいに活用していきたいと話されました。

 その後、「労働組合の学習教育活動をどう充実させるか」(1日目テーマ)、「学習教育運動をどう発展させるか」(2日目テーマ)で分散討論をし、経験交流や今後の展望について深めました。
 参加者の感想では、「労働組合運動と学習教育運動の連携の大切さがわかった」「勤通大の具体的な実践が聞けて良かった」などがだされていました。

 セミナーに参加された、地元静岡の金融関連の単組委員長さんが、さっそく組合で『学習の友』の読者を3人増やしていただくなどうれしいニュースも報告されています。  (事務局次長・大石達弥)