労働者教育協会のブログ

生きにくいのはあなたのせいじゃない。

第24回労働者教育交流研究集会

 第24回労働者教育交流研究集会が11月5日(土)、都内で開催されました。
 労働者教育協会主催、全労連と8労働組合が協賛。

 昨年につづき「労働組合の次世代育成をどのようにすすめるか」を、今回はとくに地域労働組合運動に焦点をあてシンポジウム形式で深めました。

 山田敬男・労働者教育協会会長があいさつ、寺間誠治・労教協副会長・全労連政策総合局長の司会・進行で、4人のパネラーの報告と参加者の討論がおこなわれました。

 福田裕行・神奈川労連副議長は、県労連組織拡大三か年計画の経験、生協労組での企業内組合から脱して委託・関連・地域の労働者に目を向ける運動を報告、最賃・公契約問題などを通じ憲法25条を実現する社会的運動を提起しました。

 高城政利・自交総連グリーンキャブ労組委員長は、「人づくり」を組織の根本とし絶えず学習活動にとりくみ、また、地域の労働運動とかかわってきたことを報告しました。

 長久啓太・岡山県学習協事務局長は、岡山労働学校の経験から、若い活動家がそだっていく学習活動と集団づくり、多様な業種の労働者の交流、若者のネットワークの重要性について報告しました。

 江口健志・労教協常任理事は、労働組合における次世代の主体形成の困難をふまえ、これまで調査した地方労連、単産の事例を報告、青年の要求実現として労組が「合コン」に取り組んだ例なども含め、若い世代の地域的・職能的結集とそれを支える学習運動について問題提起しました。

 討論ではパネラーの他10人が発言。労働組合での青年の結集や新役員教育、各県学習協の学習活動などが報告されました。

 
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