労働者教育協会のブログ

生きにくいのはあなたのせいじゃない。

学習教育運動セミナー2023

 

 労働者教育協会は11月11日、「学習教育運動セミナー2023」を東京都内で開催し、41人が参加しました。

 学習教育運動セミナーは、大衆的学習教育運動とは何か、その目的と任務、組織の性格など運動の中心的な問題を学び、職場や地域の実践につなげる場として、また学習教育運動の担い手を育成することを目的としています。運動のなかで仲間が変わり、その成長にかかわることによって自分自身が人間的に、活動家として成長できるという、学習教育運動にかかわることの楽しさを再確認し、2020年代の新たな運動の前進の契機としていくことをめざしました。

 山田敬男会長が「労働学校や『友』、勤通大をめぐってどのような提起がなされてきたのか――学習教育運動の今日的問題を考える」と題して、大石達弥事務局長が「いま、学習教育運動の活動家に何が求められているのか」と題して、それぞれ問題提起しました。創立70周年となる2022年に発表した「2020年代の大衆的学習教育運動の前進をめざして(「提言」)」と「労働者教育協会の70年」の内容を共有し議論を深めることに重点を置いて準備しました。

 山田会長氏は、学習教育運動における三つの主要な形態とされてきた労働学校、『学習の友』、勤労者通信大学のあり方をめぐるこれまでの議論の特徴を振り返り、全国学習交流集会と学習教育運動セミナーの「二つの運動」を軸とする総合的な学習教育運動をめざしつつ、三つの運動形態の位置づけや関連性についてあらためて議論を深め、運動全体をとおして階級的自覚の形成と発展を追求していくことの重要性を訴えました。

 大石事務局長は、地域学習協や労教協に結集する活動家を主にイメージし、①労働者教育の担い手づくりの独自追求、②「階級的自覚の形成と発展」とその今日的形態を深める、③労働運動の現場、地域に学習の場をつくる、の三点について議論を深め、学習教育運動は、そのとりくみをつうじて活動家をつくり、増やす「仕事」の一端を担うことはきわめてやりがいのある運動だと力強く訴えました。

 二つの問題提起を受けて、これからの学習教育運動のあり方をめぐって、各地での経験もふまえながら活発に討議しました。

 

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