『学習の友』2020年7月号が完成しました。
表紙と目次を紹介します。
【特集① 核兵器も戦争もない世界を】
『学習の友』では毎年、世界大会が近づく時期に、学習を深める記事や特集を組んでいます。
今年は戦後75年ですので、戦後史を振り返りつつ、核兵器も戦争もない世界を展望するための課題を考える記事を用意しました。
コロナ禍のなか、4月の世界大会 in NYにつづき、今年の原水爆禁止世界大会もオンライン開催となりました。
核兵器禁止条約の発効が目前に迫り、またコロナ対策のために多くの費用を捻出する必要とされるもとで、核兵器など軍事に使う費用をコロナ対策にまわせという声もひろがっています。
本特集を活用し、運動を強く大きくしていきましょう。
この特集①に関連し、巻頭カラーページでは、いま話題の『沖縄「戦争マラリア」─強制疎開死3600人の真相に迫る』(あけび書房)の著者で、フリージャーナリスト・ドキュメンタリー映画監督の大矢英代(おおや・はなよ)さんにご登場いただきました。
33歳と若い彼女が、「戦争体験者なき時代を生き抜くために」と題する手記をよせてくれました。
勤労者通信大学・基礎理論コーステキスト第8章の記述にある《戦争責任と「二重の悲劇」》とも共鳴し合う、すばらしい内容です。
【特集② 新型コロナ問題をめぐる政治と社会】
5月号と6月号では、コロナ問題について連載記事での対応を中心に構成しましたが、7月号では、安倍政権のコロナ対策、メディアの動向を考える内容を軸に、医療と自治体における現場の状況についてのレポートも準備しました。
緊急事態宣言は全面解除となりましたが、警戒態勢は継続中です。コロナ問題は中長期にわたって対応していかなければならない問題です。今回の特集も5月号にひきつづき、コロナ問題を政治や社会との関連でとらえる内容を意識しました。
別冊号でも緊急特集を準備していますが、定期号でもしばらくの間は記事や特集を掲載していく予定です。ぜひご活用ください。
各種連載講座・連載読みものも好評です。
以下、編集後記です。
【編集後記】
今月号は平和問題とコロナ問題の特集2本立てです。
平和問題の特集も、それぞれの執筆者はコロナ問題との関連を意識して書いていただいておりますので、両特集が結合され、かなり深みのある誌面構成になったかと思います。
コロナ問題は、私たちの生き方や生活のありように重大な変化をもたらしています。
今回のコロナ問題がいったん収束しても、人類は感染症とむき合うことを回避できない時代に直面しているのではないでしょうか。
本誌の編集でも、また個人的にも、肝に銘じておきたいものです。〈Y〉
**********
ぜひ活用・普及をお願いします。
ご注文・お問い合わせ・学習相談は下記まで。
tomo@gakusyu.gr.jp
**********
勤労者通信大学2020年度受講生募集中!
3年ぶりにリニューアル開講した新・基礎理論コースに注目集まる!
受講申込・お問い合わせ・資料請求は下記までお願いします。
kin@gakusyu.gr.jp
◎『しんぶん赤旗』日刊紙用宣伝広告
**********
日本社会をささえた人びとの、壮大なドラマ!
山田敬男著『戦後日本 労働組合運動の歩み』好評発売中!
『学習の友』連載中より好評を博した著書が、待望の刊行!
《1990年代以降、日本の労働組合運動は、構造的に困難な時代に入っているといえます。この困難を打開するために、その方向と課題を深めるためにも、戦後の運動の歴史を学ぶことが重要になっています。本書を通じて、労働組合は何のために必要なのか、その存在意味がどこにあるのかを歴史の中で学び、多くの方が労働組合運動に誇りと自信を持って積極的に参加されることを強く願っています。》(「あとがき」より)
ご注文・お問い合わせ・学習相談は下記まで。
tomo@gakusyu.gr.jp