『学習の友』2020年5月号ができあがりました。
あらためて、表紙と目次を掲載します。
今月号はなんと、特集が3つあります。
1つめの特集は、「新型コロナ問題にたちむかう」と題して、緊急に組み直しをしたものです。
もともと別の特集で予定していた全労連の野村事務局長に、コロナ問題を意識した内容にアレンジしてもらい、合わせて、ちょうどいい具合に連載の何本かがコロナにかかわる記事を書いてくれたこともあり、こちらから緊急にテーマ変更をお願いした記事もふくめて、1つのまとまりとなりました。
緊急要請にもかかわらず、当方の趣旨をご理解いただき、ご協力いただいた執筆者の方々に感謝申し上げます。
2つめの特集は、「安心して暮らせる地域社会を」です。
これはもともと予定していた特集ですが、可能な範囲で、内容面でコロナに触れてもらう工夫を、各執筆者にはお願いしました。
とくに、トップにもってきた病院統廃合問題は、当然のことながらコロナに触れてもらわないわけにはいかないので、タイトルにも「コロナ」の文字を入れさせていただき、特集1と2を橋渡しする位置づけとしました。
都知事選にむけた学習記事、頻発する災害対策、カジノ問題を合わせてとりあげ、特集テーマに接近できるように努力しました。
そして3つめの特集は、「社会人になったら労働組合へ」です。
毎年5月号前後に、新社会人を意識し、「労働組合入門」のような特集を組んでいますので、今年もそれを踏襲しました。
ただ、コロナ問題の急展開に対応することが必要と判断したこともあり、当初はメイン特集として予定していたものを、あえて3番目の配置としました。
今年の特集は、「労働組合に入ることこそ、一人前の社会人になっていくための1つの保障だ」くらいの問題意識で組んだのですが、そうはいっても、コロナ問題による経済危機で、雇い止めや内定取り消しなどまん延している状況ですので、運良く就職できた人であっても、周囲には内定取り消しになった友人や知人が少なくないことでしょうし、自身もいつまで雇ってもらえるのか不安に思っている方も少なくないと思いましたので、今回の特集の趣旨を活かすためにも、順番を入れ替えるのが妥当ではないかと判断した次第です。
今回の特集も、この回の組合関係の特集にならい、現場レポート3本とまとめ記事も入れてあります。
総論的な位置づけの「社会人になることと労働組合」(生熊茂実さん)という記事も用意してあります。
それぞれに力作揃いです。
ぜひ活用・普及をお願いします。
以下、編集後記です。
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新型コロナウイルスの感染拡大と死者の続出を防ぐために慎重に行動していくことが、全世界的に当面の最重要課題です。
しかし、安倍政権は相変わらず“やってる感”演出に終始し、国民の命と健康を一番に考えた対応がほとんどありません。
人類の「生存の危機」ともかかわるこの事態を解決していくには、安倍政権を倒さなければならないということを、丁寧に議論し、行動していくことがもとめられているということをあらためて痛感します。
本誌も必要な役割をはたしていきたいと決意を新たにしています。
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《1990年代以降、日本の労働組合運動は、構造的に困難な時代に入っているといえます。この困難を打開するために、その方向と課題を深めるためにも、戦後の運動の歴史を学ぶことが重要になっています。本書を通じて、労働組合は何のために必要なのか、その存在意味がどこにあるのかを歴史の中で学び、多くの方が労働組合運動に誇りと自信を持って積極的に参加されることを強く願っています。》(「あとがき」より)
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