労働者教育協会のブログ

生きにくいのはあなたのせいじゃない。

「わくわく講座」から「勤通大」へ─北海道高教組

●「わくわく講座」から「勤通大」へ
―勤労者通信大学の受講を推奨する意義と意味
 
北海道高教組 委員長 國田昌男
 
北海道高教組には約300の学校分会があり、職場で分会活動を自主的に組み立てています。しかし、組織の高齢化は否めず、そのうえ多忙で、活動自体がままならない職場が増えてきました。若い組合員にどのように活動を引き継ぐか、また、新たな発想で活動をいかにつくるか、これは組織活性化の重要な課題です。
 私たちの青年部組織は、青年同士の交流や学習はもちろん、専門部として要求実現に向けて道教育委員会とも交渉を行い、青年特有の悩みや苦しさの解消、要求の前進を図っています。ただ、学校は青天井の時間外勤務が野放しになっている〝ブラック職場〟です。そこに風穴を開けるのは一筋縄ではいきません。職場での活動や職場要求書づくりには、労働法の基礎的で系統的な知識は最低限必要で、私たちは独自に「職場活動ハンドブック」をつくり、その中に教職員の権利や裏付けとなる法令や行政通知などをQ&A方式で示しています。こうしたものも活用しながら、働きやすく風通しの良い職場づくりを目指しています。
 
・「わくわく」で学んだことを定着させる意味合いで「労働組合コース」受講を推奨
 
 同時に、分会・職場間の交流をすすめることや労働組合が果たせる役割を職場に知らせることは欠かせません。全労連が「わくわく講座」を開始し、労働組合のイロハを学習する機会がうまれました。組合として何が出来るか、それを知って活用することが活動継承の第一です。「わくわく講座」を青年部の常任委員を中心に受講してもらい、そこで学んだことを定着、発展させる意味合いで「勤労者通信大学」の労働組合コース受講を推奨しています。修了者には受講料の半額を助成しています。常任委員は毎年入れ替わりますし、是非とも受講してもらいたいという人には書記局が直に受講を薦めます。
 難点は、勤労者通信大学は自主性を強く求められることです。多忙を極めるなか、勤通大の学習をすることはハードルが高いので、本部として学習会を開き、そこに集うことを勧めます。北海道は広大で、集まる機会も日時も限られます。ですから、テキストの一部を学習協講師に講義してもらい意見交流し、その後テストを解答する時間を設けるという内容で、修了を支援しています。
 
・「労働組合ってすごい」という感想も
 
 30代の参加者が多数で、彼らは労働法を系統的に学んではいません。だから「労働組合ってすごい」という感想も出ます。今年は、本部書記次長を筆頭に、本部書記、専門部長、青年部常任委員の9人が受講しています。「権利を行使するには組合が絶対必要」「働き方を改善するには管理職だけでなく自らの意識を変えることが必要」「生徒の要望にどこまでつきあえるか、その折り合いを付けることが難しい」などの意見交換が学習を深めていきます。知は力です。〝ブラック職場〟で働く高校生をどう励ませるか、18歳選挙権の実現でより緊密になった政治と生活をどう生徒に伝えるか、そして、自身の働き方、職場の労働環境をどう改善するか、この解決には、現代史の学習が欠かせませんが、そこもカバーできるのが「わくわく講座」から「勤通大」への連続受講だと思います。

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