労働者教育協会のブログ

生きにくいのはあなたのせいじゃない。

すいせんチューター制を使い、3つの学習サークルをつくり、個人受講生を援助─愛知県学習協

●すいせんチューター制を使い、
       3つの学習サークルをつくり、個人受講生を援助
                                                                                                                                                                                                         
愛知県学習協
●わたしたちの問題意識
 職場の団結力の向上と次世代育成が課題です。
①これまでがんばってきた、団塊の世代が退職して、職場の団結力が低下してきている。
②次世代育成と職場の団結力を前進させる上で、学習活動の強化は欠かせない。
③学習活動の内容は、情勢論と合わせて科学的社会主義の基礎理論や、「労働組合とは」、労働者・労働組合の権利、憲法などのそもそも論が欠かせない。
新自由主義による「対立と競争」の構造的攻撃の影響を受けている職場実態の中で、労働者が集まって話し合う(学ぶ)ことが元気のもとになり、学習も深まり職場の団結力の向上につながる。
労働組合との共同で、『学習の友』、勤通大、労働学校の普及にもつなげる。
 
●2016年度は、新しいとりくみに挑戦。
 この問題意識にそって、諸組織と共同しながら、これまでは団体や労組の集団受講、集団学習活動に力をいれてきた。
 修了率の目標を80%におき、チューターや講師の援助で毎年70%を超えるところまで前進してきている。これは、学習協の勤通大部で、学習して終了させることを大切にしてきた結果。
 学習援助をすすめる上で、すいせんチューター制度を活用して30名の団づくりを方針化。すいせんチューターには、自分の組織で受講生の募集と学習援助ができる人と、できない人がいる。できない人には学習会への参加をお願いし、受講生と一緒に学習をする。
 
●3つの学習サークルで、放置されていた個人受講生への学習援助
 この方針の実践として、これまで援助が不十分だった個人で受講してきた人たちへの学習援助として、各コースごとに受講者に集まってもらい勤通大の学習サークルづくりを方針化してとりくんだ。
 16年度の個人受講者は、基礎理論コースは5名。労組は3名。憲法は4名。この人たちに「月1回の学習会をしたいので、参加できますか」との手紙やメールを発信した。ほとんどの受講生が「都合が合えば参加したい」とのこと。
 その結果、基礎理論、労組、憲法の3つの学習サークルがつくられる。担当のチューターも勤通大部で決める。
各コースごとの受講生の都合を聞いて最初の日程を決める。学習会のやりかたや次の学習会の日程などの相談をした。
 
●「来年は、組合で受講者を集めます」
 労組コースの学習サークルは、月1回で計4回の学習会をおこない、全員が修了。そのうちの1名が来年はチューターとして組合の中で受講者を組織し学習会を持ちたいと決意。
 「一人ではなかなか読めないが、学習会があれば励みになり、学ぶことが楽しく感じられた」との感想。憲法と基礎理論の学習サークルは、まだ継続中。

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