関西勤労協で活動する尾崎さんから、とてもうれしいニュースをいただきました。
大阪
仲間に励ましをくれた7行
関西勤労協理事/元・客室乗務員 尾崎恵子
●「何度も何度も読み返して」
先日、現役の同僚と小さな旅に行った。ストレスだらけの苛酷な職場を離れて、ちょっとだけ息抜きになればいいなと思って。
2泊3日の旅に必要ないっさいを小さなリュック1つにまとめた彼女。必要最低限の物しか持たない、いつもながらの軽装のKちゃん。
新幹線の座席でその荷物から取り出したのが『学習の友』9月号だった。
「これ読んで、私の言ってるのは、会社は人権を守れってことなんやと思った。何度も何度も読み返して、会社の担当者と話したんよ。」
彼女が開いた赤線の引かれたページ。それは岡山学習協の長久さんが書いた「仕事の時間と生活の時間、そして、私の時間」、その中の「たたかいを進める根源の力は、自分の生活はかけがえのないものであり人権である、という認識と不断の実践です。人権の上に企業の論理を置いてはいけない。この原則が社会全体のものになることが必要です。」という7行でした。
この旅の1週間前くらい、彼女からこんなメールが届いていました。
「また勤務変更が続いています。理由は欠員のためとなっています。担当者ときっちり話してオリジナルスケジュールの位置付けを確認したいです。勝手に勤務変更は出来ないという認識の共有化を前へ進めたい!」
●だから私たちは学ぶのですね
元々のスケジュールが当たり前のように変更される職場で、それはおかしいと言い続ける彼女。みんな困ってる、それだけを支えに乗り越えるには、心折れそうな会社との軋轢。それでも立ち向かう彼女に、何よりの励ましをくれた7行でした。
自分の行動の意味をはっきり自覚した時、人は強く明るく闘い生きることが出来る。
だから私たちは学ぶのですね。