これならできる!/自由と権利を守るプチアクション/普段から不断の努力を
日本国憲法第12条※は、権利を保持するには「国民の不断の努力」が必要だとうたっています。では、実際に何をしたらいいのでしょうか。まずは、一人一人の国民が身近なところから、できることを始めてみることです。政治運動に限りません。「おかしいな」と思うことに声を上げたり、友人や家族と話し合ってみるのも、その一つ。インターネットのおかげで主張や共感を広げやすくなりました。
●一般編/欲張らずできることから
チャレンジ アクション! さらに一言
・ツイッターなどでつぶやく → 炎上させないよう注意
・文具店で「○○反対」と書く → 試し書きのコーナーで
・街頭の署名やカンパに応じる → 集める側になるもよし
・主張入りグッズを身につける → ステッカーやTシャツ
・プラカードを掲げてアピール → 「音」なしでも効果的
・よく調べて賢い買い物をする → ブラック企業製品は×
・いい記事を見たら応援する → メールや電話で伝える
・役所に情報公開請求をする → 案外簡単にできますよ
・いい政治家をフォローする → 探せばきっといるはず
・選挙では必ず投票にいく → 有権者としての基本!
●労働編/働きながら実践しよう
・ワークルールを身につける → まずは権利を知ること
・自分の労働条件をチェック → 労基法違反があるかも
・労働者いじめを放置しない → 他人事ではないのです
・みんなで要求し実現めざす → 権利と待遇の改善こそ
・組合に入り活動に参加する → 憲法は労働運動を支援
※憲法12条
「この憲法が国民に保障する自由及び権利は、国民の不断の努力によって、これを保持しなければならない」
●権利の守り手は国民自身/油断すれば骨抜き
「国民の不断の努力」。なぜ憲法にはこんな条文があるのでしょうか。
例えば、前文が保障している「平和的生存権」。戦争はもとより、恐怖や窮乏からも免れた状態で生活できる権利のことです。
しかし、安倍政権が強行した安保関連法(戦争法)によって、日本が他国の戦争に巻き込まれる恐れが強まりました。平和的生存権を保持するには、法律の廃止が必要です。そのために国民は努力しなければならない、ということです。
他の権利も同じ。国民が油断をしていると、その権利はいつのまにか骨抜きにされていきます。だから、国民には「不断の努力」が求められているのです。
まもなく参議院議員選挙です。政治を変えるための努力が求められています。
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