新・憲法コース募集の成功にむけた学習講演会
1月26日午後、東京・湯島の全国家電会館にて、勤労者通信大学の新・憲法コース募集の成功にむけた学習講演会を開催し、50人を超える参加者を得ました。
2011年11月の憲法審査会始動あたりから改憲策動が「再稼働」し、年末総選挙の結果、札つきの明文改憲派である安倍晋三が首相に返り咲くという情勢のもと、「憲法改悪反対」運動の課題をあらためて考える必要があると切りだし、自民党が43%の得票で79%もの議席を得てしまった小選挙区制の害悪ともに、あらためて選挙制度の民主的抜本改革の必要性を強調しました。
小沢さんは、日本国憲法第97条に人類のたたかいの歴史がものの見事に、コンパクトに表現されていると指摘し、「この条文をつくったのはGHQの誰なのか、もしかしたら史的唯物論をわかっている人か、そのイデオロギーを自分のものとしていなくても、少なくとも知っている人ではないか」と語りました。
「この憲法が日本国民に保障する基本的人権は、人類の多年にわたる自由獲得の努力の成果であつて、これらの権利は、過去幾多の試錬に堪へ、現在及び将来の国民に対し、侵すことのできない永久の権利として信託されたものである」。
個人的には、ここの部分は、この日の講演で一番おもしろかったところです。
講演後は質疑応答を経て、新テキストの特徴と魅力を紹介し、「新・憲法コースを大いにひろげてほしい」と訴えました。
山田学長が閉会あいさつし、学習講演会を終えました。〈Y〉