本日夜、神奈川土建大和支部にて基礎コースの学習会がおこなわれました。
本日が1回目、第1章「ものの見方・考え方の基本」です。
大和支部はここ何年か、事務局OBで理事であるT氏がチューターに入っていたのですが、病気療養中のため、急遽、私がピンチヒッターとなることに。
慌てふためいて準備をすすめましたが、時間内におさめようと穴だらけのレジュメのうえ、いざしゃべりだすと、悪いクセであれこれつけ加えてしまうため、後ろに行けば行くほどはしょる箇所が増え、聞いている受講生の方にはかなりわかりにくかったのではないかと反省しきりです
それでも、「まとめの部分はよかった」といってくださる方もいたので、ちょっとほっとしました。
ちなみにその部分は、私が冒頭で「学習とは何か」という話をしたなかで、「『まね』と自分の経験を結合させることが学習にとって重要」としたことを実践したような内容で、自分の言葉がかなりでていると思うので、それがかえってよかったのかもしれません。
たとえば……
「問題の焦点は『根源』であり、いつの間にか『大切かどうか』にすり替えられてしまっている。それをきちんとただして、物質と精神の正しい関係をきちんと位置づければ、『心を大切にするかどうか』という問題は、定義から派生する問題として、必然的に解答が導きだされる」。
「唯物論こそが共同をひろげる世界観。考え方(意識)はなかなか共有できなくても、その前提となる客観的事実は比較的簡単に共有できる」。
「現実の世の中は観念論や反弁証法の考え方が振りまかれているため、私たちの考えのなかには、“未知へのたえざる挑戦”という姿勢と努力から遠ざける発想が知らず知らずのうちに入り込んでいる。そのなかで、真理をつかむ努力をつづけることは、団結と連帯を勝ちとるための“終わりなきたたかい”」。
「真理をつかむことは、人類が幸福をつかむために必要不可欠」。
などなどですが、哲学の部分は工夫次第でストンと落ちることも多いと思うので、さらに深めていければと思います。
そのためにも、ときには自らチューターを引き受けることが大切だとあらためて痛感しています。 〈Y〉