“平和じゃなくっちゃ遊べない”を合言葉に憲法コースを受講―福祉保育労香川支部

●“平和じゃなくっちゃ遊べない”を合言葉に憲法コースを受講

―福祉保育労香川支部の学習会

　

福祉保育労香川支部 支部長  佐々木 洋子

 

香川県高松市の民間保育園で働く保育士や栄養士、調理師で作る組合=福祉保育労香川支部です。私たちの勤通大に対する取り組みをお知らせします。

 

●何のために取り組んでるの？

私たち組合はまずは“学ぶ”という事を大切に考えています。今の世の中、学校の勉強でもニュースでも知らされて無いことがたくさんあります。

若い人も同じ土台で物事を見られるよう今の情勢を知り、少しでも何か感じとり手ごたえを持ってもらいたいと思っています。新採職員に労働学校を、２年次以降の職員に勤通大をすすめ、学ぶ事を大切な活動と位置づけ、全員卒業をめざして取り組んでいます。子どもたちに平和で明るい未来を守り続けられるように、“平和じゃなくっちゃ遊べない”を合言葉に、最近は憲法コースの受講がつづいています。

 

●どのような学習会？

受講生は15年度も16年度も３名ずつです。月に２～３回の学習会で一つの章を終わらせるペースでやっています。

学習協のチューターの話によると、昨年度までのやり方は、学習範囲を事前に読んでくることを前提にしながらも、当日は本文の読み合わせを中心に、右ページの注を含めて徹底的にテキストと付き合うことを重視していました。

しかし学習会では受講生の発言が少なく討論になりにくいと感じ、今年度は少し変えて、レポート部分を割り当てて、読み合わせの後レポートを発表してもらうことにしました。担当範囲にどんなことが書かれているのか、自分はどう思ったか、疑問点は、などを報告してもらっています。それをうけてできるだけ討論にしようと考えながらやっています。

最初は自分の意見をまとめるのに苦労していたようですが、最近はスムーズにレポートしてくれるようになったとのことです。

 

●困ったことは？

参加者が少ないのでできるだけ全員そろってしたいのですが、時差勤務や用があったりして、みんなの予定をあわせるのがむずかしい。早く勤務の上がった人はそろうまで待つ時間がもったいなく感じたりしています。という声がありました。

 

●良かったことは？

グループ学習なので、他の人の考えや感想を聞け、自分では感じなかったことが知れて「そういう考え方もあるんだな」と、勉強になった。という声がありました。

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