労働者教育協会のブログ

生きにくいのはあなたのせいじゃない。

いまこそ、岩佐茂・中山一夫・西尾正道著『原発汚染水はどこへ―海洋放出の危険性を問う』の活用・普及を!

 

 岸田政権は8月24日、福島第1原発汚染水の海洋放出を強行しました。

 漁業者など関係者の理解なしにすすめることはないとしていた約束を公然とふみにじる暴挙です。

 

 そもそも汚染水問題とは何なのか。

 弊社では1年前に、すでにこの問題についての本を刊行しています。

 ぜひいまこそ、本書の活用・普及をひろげましょう!

 

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「海洋放出よりも もっと良い方法があります。」
ALPS 処理汚染水が抱えている問題の核心は、風評被害ではない。
生物濃縮を通した内部被ばくのリスク問題である。この問題に政府が真正面から向き合わないかぎり、漁業従事者や福島県民、国民の理解はえられないであろう。
 「海洋放出」は、聞こえは良いが、海洋投棄にほかならない。
……低レベル放射性廃棄物の海洋投棄を全面的に禁止したロンドン条約・1996年議定書に抵触するのではないか……もっと議論されるべき問題だ。(まえがき より)

〈もくじ〉
Ⅰ. 最初から結論ありきではなかったのか
 ―汚染水をめぐる議論の経緯から見えてきたもの 岩佐 茂
 1 3.11後、原発汚染水にどう立ち向かってきたか
 2 海洋放出の方針は最悪の選択である
 3 海洋放出は内部被ばくと真正面から向き合わざるをえない
 4 愚策をやめて、よりましな選択を
 コラム 海を守るのはだれか? 川島 卓(市民活動家)
 コラム 原発処理汚染水の海洋放出反対 今井和子(主婦)
Ⅱ. 原発処理汚染水の危険性 西尾正道
 1 原発事故後の政府・行政の対応の問題点
 2 放射線の影響は被ばくした細胞・部位にのみ生じる
 3 放射線による健康被害の実態
 4 隠蔽され続ける内部被ばく
 5 トリチウムによる健康被害について
 6 おわりに
コラム 2度目の加害 中島 孝(市民活動家)
コラム お金ではない、漁業の未来の問題 赤間廣志(ワカメ漁業者)
Ⅲ. 汚染水の海洋放出にたいする代替案
 ―大深度地中貯留・保管を中心に 中山一夫
 1 海洋放出の問題点
 2 海洋放出に代わる貯留・保管の代替案
 3 石油掘削技術を応用した「大深度地中貯留」という代替案
 4 坑井はどのように掘削され、圧入水は地下でどのように貯留されるのか?
 5 二酸化炭素地中貯留(CCS)による技術の検証
 6 政府内の処理水小委員会は「大深度地中貯留」を正しく評価したか?
 7 まとめ
コラム 「魚食のまちづくり」を無にする汚染水の海洋放出 仁平 章(北日本漁業経済学会会長)
Ⅳ ALPS 処理汚染水を海に捨てるのだけはやめよう 岩佐 茂
 1 海洋放出に代わる代替案を検討すべき
 2 汚染水は、タンクのなかだけではない
 3 まとめにかえて

《著者紹介》
岩佐 茂   一橋大学名誉教授
中山一夫  石油探鉱専門家、ジオリサーチ・ナカヤマ代表、元・石油資源開発(株)専務取締役
西尾正道  北海道がんセンター名誉院長

定価1320円(税込)

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