今月号の特集タイトルは、「『政治』を労働者の手に―現代日本政治をどうみるか」です。
8月24日、原発汚染水が海洋放出されました。
12年前の甚大な悲劇を、もう忘れたのか?
岸田政権、そして東電など大企業の無責任ぶりがあらわになったできごとでした。
軍拡と社会保障削減、マイナ保険証、インボイス、そしてあいつぐ不祥事……。
とにかく問題だらけの岸田政権です。
その支持率低下は深刻です。
この号では、岸田政権の本質を明らかにするとともに、政治を労働者の手にとりもどす道を探ります。
いま、多くの労働者が政治から疎外され、政治的無関心に追いやられています。
日本でも低投票率が問題になっています。
背景に何があるのか。
労働者はいかに、政治と生活を結びつけるべきか――二宮元さんが正面から考察します。
新しい資本主義?
岸田政権の政策は「新自由主義と軍事大国化」の歴史のなかに位置づけることによって、その本質を深く理解できます。
五十嵐仁さん、二宮厚美さんが重要な手がかりを提起しています。
政治を変える土台には、労働組合の地道な運動が不可欠です。
新潟県労連、青年ユニオンのリポートのなかから、労働組合活動と政治変革の回路がみえてきます。
別冊号「大軍拡NO! 平和の準備を」でもとりあげていますが、東京・杉並区の経験から何を学ぶか。
市民、とりわけ女性の参加が地方政治を変えた貴重な経験。
彼女たちはいかに投票率をあげ、区長選に勝利したのか?そして、どんな政治を創りつつあるのか?
区長選の選対本部長だった内田聖子さんに語っていただきました。
この秋、政治を労働者の手にとりもどす一歩を!
以下、編集後記です。
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【編集後記】
岩手県知事選挙(9月3日投開票)、「オール岩手」共同の力で達増氏が大差の勝利。
とても嬉しいニュースでした。
今月は、労働運動・社会運動に支えられた政治的共同、野党共闘の意義を深めています。
軍拡と社会保障削減、マイナ保険証、原発汚染水海洋放出……理不尽だらけの岸田政権。
その支持率が下がりつづけるなか、あらためて労働者・労働組合にとっての政治闘争の意味を根本から学ぶことが求められています。
ぜひ本号の活用を。
ひきつづき文化も重視。
川柳による、現代日本政治、岸田政権への痛烈な風刺を掲載しました。
弱者たたきではなく、権力を正面から批判する「武器としての笑い」(飯沢匡)を『友』は追求します。
韓国の政治ドラマも、私たちを触発します。
川柳やドラマを素材に、政治をめぐる活発な討論がひろがることを願っています。
文化を力に政治変革を。
8月31日に、そごう・西武労働組合がストライキを決行、社会的注目を浴びました。
ストライキがあたりまえの社会へ、本誌もひきつづきストライキ闘争の意義を掘り下げていきます。
『友』はこの秋に70周年。
山田会長の論稿をぜひお読みください。
『友』の歴史、現在、未来を考える最良のテキスト。
学習運動の輪をひろげる一歩に。
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書店に並ぶのは再来週ごろになりますが、11日(月)には見本誌ができあがりますので、注文可能です。
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祝! 開校55周年!
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4月に開校していますが、9月末まで募集をつづけます。
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