労働者教育協会のブログ

生きにくいのはあなたのせいじゃない。

扉ひらく入門コースの学び(岡山県学習協事務局長・入門コース教科委員会責任者 長久啓太)

 勤通大入門コース教科委員会責任者である長久啓太氏(岡山県学習協事務局長・労教協常任理事)による入門コースの案内です。

 ぜひ入門コースの受講・学習をひろげましょう。

 

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扉ひらく入門コースの学び
岡山県学習協事務局長・入門コース教科委員会責任者 長久啓太


●社会のしくみがみえてくる

 コロナ、気候危機、貧困と格差、物価高、日本の大軍拡……。社会は混とんとして複雑です。
 でも、社会のしくみがみえたとき、「一度きりの人生をどう生きるのか」という問いの視野がひろがります。

 勤労者通信大学はその良き教材。
 労働者教育協会がおこなっている、半世紀の歴史をもつ通信制の学習制度です。
 なかでも、入門コースはテキストもコンパクトで学びやすく、好評です。
 第一章「生活のゆとりと人間らしさ」、第二章「資本主義社会で生きている」、第三章「社会は進歩・発展する」、第四章「民主主義ってなんだ!」、第五章「私たちが未来を決める」という構成になっています。

 テキスト冒頭「とびらをひらく」には、「大事なことは、現在の社会について、どんなしくみで、どんな動き方をしているのか、何が問題なのかを、自分の頭で学び分析できることです。『私らしく生きること』の前に立ちはだかるものの正体を知ることです。そのためには、知性をみがき、科学的にものごとを考える力を身につけていく必要があります。その後押しをするのが、この入門コースのテキストです」と書かれています。


●昨年ヴァージョンアップされた入門コース

 さらに昨年、入門コースは部分改訂されヴァージョンアップ! 
 改訂にあたって重視したのは、コロナ問題とジェンダー問題。
 テキストを読みながら、コロナ問題が問いかけたものを語り合えるような工夫をしています。
 また、第二章「資本主義社会で生きている」についても、コロナ問題や情勢の展開もふまえつつ、よりわかりやすい叙述を心がけています。
 第三章第三節は、ジェンダー問題をめぐるこの間の動きもふまえて、全面的に改訂・補強をしています。
 入門コースは、「生き方と社会を学ぶ」ための入口として、さらに磨きがかけられました。


岡山県学習協のとりくみ

 昨年、岡山県学習協では「みんなで育つ ニューモンキャンペーン」(略称ニューキャン)という独自のキャンペーンにとりくみました。
 未組織の仲間には、特別な財政援助もおこない受講を促進。
 岡山県内に確信をもって活動する活動家を集団で育成するのが目的でした。
 入門コース受講は54人(そのほか労組13、基礎理論4)で、集団学習も5ヵ所(岡山医療生協労組、高梁市職労、倉敷医療生協労組青年部、新婦人県本部、岡山市職労)で組織でき、継続した学習会がおこなわれました。

 受講生の声を紹介します。

 「ぼんやりしていたけれど受け入れていた生きにくさに気づかされたという意味で『とびらをひらいて』もらったな、と思わされた学習会でした」

 「テキストも『入門』とはいいつつ濃密なしっかりとした内容でした。『そーなんよ! ここ、大事なトコ! 忘れてはないんだけど、薄れてたー!』とぐりぐりと線を引くところが多々あり、何度学んでも得ることがあると感じました」

 テキスト自体が読みやすいものであることとあわせて、やはり集団学習での学びが、受講生の成長と視野のひろがりをもたらしてくれます。
 入門コースをひろげましょう。

 

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基礎理論コース入門コース労働組合コースの3コースあり。

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受講申込・各種お問い合わせ・学習相談は下記まで。
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