労働者教育協会のブログ

生きにくいのはあなたのせいじゃない。

新刊紹介:藤田廣登著『《増補新版》時代の証言者 伊藤千代子』

藤田廣登著『《増補新版》時代の証言者 伊藤千代子』を刊行しました。

 

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著者:藤田廣登
   労働者教育協会 理事、                
   治安維持法犠牲者国家賠償要求同盟 顧問

歌人土屋文明が「こころざしつつ たふれし少女(をとめ)よ」と詠んで非業の死を悼んだ女性活動家・伊藤千代子(1905~1929)。
激しい弾圧にも自分の信念をつらぬいたその生涯をあらたな調査で伝え、感銘をもって読まれている著作(2005年刊)に30ページ余の増補を加え、新版として再刊。
全国からの熱い支援を受けて、劇映画の製作も進行中!

※「こころざしつつたふれし少女よ--伊藤千代子の生涯」制作を支援する会
https://chiyoko-cinema.jp/

 

《伊藤千代子 略歴》
1925年長野県諏訪郡生まれ。
諏訪高等女学校に進学、同校教員の土屋文明歌人)に英語・国語を師事。
卒業後諏訪郡の小学校の代用教員をつとめるが転身、尚絅(しょうけい)女学校(仙台)英文予科をへて東京女子大学編入
その後、長野県岡谷の「山一林組製糸争議」(1927年)の労働者支援、労働農民党の選挙運動支援などに参加。
1928年日本共産党に入党。
党中央事務局で活動を始めて半月後、3・15事件の弾圧により検挙され、拷問により転向を強要されるが拒否。
1年余り獄中拘禁のなかで精神病をわずらい松沢病院に収容され、急性肺炎により病死。享年24歳。

《もくじ》 
序文(秋元波留夫)
序 章 こころざしつつ たふれし をとめよ
第1章 生い立ち
第2章 「心の友」へ
第3章 「ある小さなもくろみ」
第4章 仙台、尚絅女学校にて
第5章 東京女子大 社会科学研究会
第6章 留置場の寒さ思い真綿を背負わせて――安井てつ学長
第7章 卒業の「断念」
第8章 実践のるつぼへ
第9章 一九二八年三月一五日 朝
第10章 市ヶ谷刑務所にて――獄中の千代子
第11章 苦悩に灼かれて――千代子の死
第12章 追悼
第13章 いま、新しき光のなかへ――二一世紀に生きる千代子
補 章 100年前、声をあげた女性がいた
  ※略年表、参考文献、資料

本体1600円+税

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