迫りくる戦争の前夜、昭和の初期。
アララギ歌人土屋文明の薫陶を受けた諏訪高女の少女が治安維持法下に国民の幸せを願い反戦平和の活動に青春をささげた。
特高警察の弾圧・拷問・獄中、発症の困難、夫の変節に耐えながら、なおたたかいの炎を燃やしつづけ、24歳で生涯を閉じた青春の光芒。
恩師・土屋文明をして、「こころざしつつたふれし少女 新しき光の中におきておもはむ」と詠わしめた暗黒の時代の証言者・伊藤千代子の清冽な全生涯に、いま新たな光を照射し、閉塞の時代を撃つその生きざまを描く映画『わが青春つきるとも──伊藤千代子の生涯』が、ついに完成しました。
東京・亀有を皮切りに、4月から上映がスタートします。
原作は、学習の友社から刊行されている藤田廣登著『時代の証言者 伊藤千代子〈増補新版〉』です。
◆桂壮三郎監督のあいさつ(『映画千代子運動情報』№24付録より)
戦争反対などが「国賊」「非国民」と扱いされた昭和初期の絶対的天皇専制時代に、主権在民、侵略戦争反対、そして、女性の地位向上を願い社会活動に生きた若き革命家伊藤千代子の希望と苦難の生涯を描く劇映画の製作発表(撮影終了報告)をお知らせ致します。
1925年に治安維持法が成立し、共産党、社会主義者、労働組合・農民組合、宗教団体等を思想犯罪者として逮捕し激しい拷問と弾圧の時代、伊藤千代子は東京女子大の社会科学研究会結成に参加し、科学的社会主義の理論を学び自分のものとします。
そして、社会変革の実践活動に確信を深めた千代子は、1928年3月15日の一斉弾圧により逮捕され、市ヶ谷刑務所で激しい拷問をうけます。それでも頑強にたたかいとおします。
その伊藤千代子のたたかいの記録は、暗闇から一筋の光を射すような輝かしいたたかいの生涯でした。
各地での上映会に先駆けて、東京・銀座にて有料試写会もあります(4月2日)。
有料試写会、上映会などの情報は下記公式サイトまで。
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