私たちの職場は北海道のほぼ中央、かつて石炭の採掘で栄えた空知地方にあり、いまなおじん肺や振動障害で傷ついた多くの労災患者が通院しています。
診療所でありながら19床のベッドを保有する有床診療所として、地域医療の重要な役割を担っていますが、病棟看護師は昼夜２交代制で、とくに夜間は16時間１人夜勤という過酷な労働実態です。
こうした問題の解決のため、労働組合としては複数夜勤制の実現をめざす運動面に加え、理論面での裏づけをつうじて、新たな担い手を生みだしていく「学びの気風」づくりの重要性を認識しています。
このたび、北海道勤医労では組合員の受講料半額助成の方針を打ちだし、支部でもさらに本人負担の半額補助を機関決定した結果、これまでに３人から受講希望の申し出がありました。
40人余の小さな職場で、けっして大きなとりくとまではいえませんが、「知は力」を確信し、将来展望を切りひらいていきたいと考えています。
