今年も2.11集会の日が近づいてきました。
「建国記念の日」が成立してから今年で46年になりますが、これに反対する集会は、毎年2月11日を中心に全国各地でひらかれています。
ここでは東京集会をご案内します。
日時 2月11日(土)午後1時30分開会
会場 日本橋公会堂ホール
※地図は以下をクリック↓
特別報告「沖縄はいま─教科書と基地」
主催 「建国記念の日」に反対し思想・信教の自由を守る連絡会
連絡先 歴史教育者協議会
〒170-0005 東京都豊島区南大塚2-13-8 千成ビル
電話03-3947-5701
FAX03-3947-5790
この「建国記念の日」というのは、科学的にまったく根拠のないデタラメな祝日です。
明治初期制定の神武天皇即位の日とされた「紀元節」という祝日(戦後になり、いったん廃止)が、「明治百年」(=1968年)を前にした1966年に祝日法改正案が強行採決され、67年から「建国記念の日」という祝日となりました。
「の」の1字が入るのがくせもので、政府も科学的な根拠について反論する自信がなかったのか、「建国記念日」がいつであるかはともかくとして、この日に建国を祝うのだ、ということで「建国記念の日」とした、といわれています。
大事なことは、このような民主主義の精神に反する祝日は断じて認めない、という意志を確認していくことにあるのでしょう。
各地の集会では、「反対」ではなく「不承認」と掲げているところもあります。
先進国でありながら、長時間・超過密労働という最悪の条件下に置かれている日本の労働者のなかには、たった1日の休日でものどから手がでるほど欲しい、という声もあるかもしれません。
だからといって、民主主義感覚を歪めてしまうような祝日は、けっして認めてはいけないのではないでしょうか。
2.11集会を毎年地道につづけていくことには、一つにはこうした意味が込められているのです。 (ブログ担当・吉田ふみお)