ご案内をしておりますように、労働者教育協会では、3月から7月にかけて全5回の「憲法・くらし・安保」総学習オンライン講座(第4期)を開催いたします(詳細は別紙チラシ参照)。
第1回講義(3月13日)まで、1週間ほどとなりました。
引き続き受講を受け付けておりますので、ぜひお申込みいただき、一緒に学んでいただければと思います。
第1回講義(3月13日)は、政治学・憲法学を研究している渡辺治先生(一橋大学名誉教授)が担当します。
テーマは「戦後80年と日米同盟の現在」。
戦後80年は、日米同盟に歴史でもあります。
安保条約を梃子に同盟を従属的軍事同盟として強化することをめざすとともに、
それに立ちはだかる憲法を改悪する企てをくり返してきた日米支配層の策動と、
その策動を阻止し、憲法にもとづく平和の実現を希求する運動の攻防の歴史。
それが戦後80年です。
渡辺先生の講義は、そうした日米同盟と日本国憲法の攻防の歴史を振り返りつつ、
トランプ・石破政権下における日米同盟のさらなる強化と改憲・軍拡の企てと
改憲・軍拡ストップをめざす運動という攻防の現段階についても言及されることと思います。
まさに時宜に適ったタイムリーな講義となることが期待されます。
単発受講も可能ですので、その点もふくめて、さらにひろげていただければ幸いに存じます。
詳細・申し込みは、以下のURLをご参照ください。
よろしくお願いいたします。
(以下、開催趣旨など)
この間、労働者教育協会では、「憲法・くらし・安保」総学習運動を運動の柱に位置づけてきました。自公政権のもとで進行する大軍拡・生活破壊、そして9条改憲に反対する運動の前進に寄与することを目的にとりくんできました。総学習運動とは、「憲法・くらし・安保」を結びつけ、総合的に情勢を学ぶという意味と、講座などを軸に『学習の友』、地域労働学校、勤労者通信大学などを関連づけて総合的に学習教育運動を推進するという2つの意味があります。
今年・2025年は戦後80年です。日本国憲法を指針に人権と民主主義が花ひらく政治と社会の実現をめざすことがあらためて求められています。
第4期オンライン講座は、これまでのとりくみをふまえつつ、日米同盟、憲法をめぐるたたかい、戦後労働運動、女性の権利などを戦後80年のスパンで振り返るとともに、憲法を学び、守り、活かす運動について考えることができる企画として準備をしています。