『学習の友』2024年1月号が完成しました。
今回は特集2本立てです。
《特集1 世界のなかの日本の針路》
いま、平和を希求する歴史の流れにたいして、大きな逆流が起こっています。
2024年は、世界のなかの日本の針路が問われます。
大軍拡路線をやめさせ、対米従属から脱却する一歩を。
アメリカ型新自由主義とは何か。
どのような矛盾をはらみ、どこまで来ているのか。
世界と日本の現在も、そこに大きく規定されています。
パレスチナへのイスラエルの攻撃、その歴史的背景は何か。
「対テロ戦争」というレトリックにだまされない思考、そして欧米帝国主義の残した爪痕の深さへの歴史認識がもとめられます。
即時停戦を!
いまこそ憲法第9条の精神を活かすときです。
24春闘へむけて、要求づくりを基礎にした職場活動、産別運動、そして地域との連帯を強化していくことがもとめられています。
全医労嬉野支部、JMITU甲南電機の実践リポート、ぜひご注目を。
国際労働運動の経験からも学ぶべきものがあります。
アメリカ自動車産業で果敢なストライキ。
労働組合の新たな戦術とは?
韓国でもストライキ闘争が高揚。
産別転換と、地域との連帯は示唆的。
二つに共通するキーワード「社会的労働運動」とは?
憲法第9条と第25条が活きる日本をめざして、2024年を大きな一歩をふみだしましょうとなる年にしていきましょう。
以下、編集後記です。
【編集後記】
本号は2つの特集を組んでいます。
世界のなかの日本の針路。そして春闘再生、ストライキの復権。
この二つのテーマは、実は通底しています。
パレスチナ問題について、中東近現代史研究の第一人者である栗田さんに登場いただけたのは、嬉しかったです。
お話から20世紀帝国主義の爪痕の深刻さ、先進国および日本の責任を痛感させられます。
平野論文「アメリカ型新自由主義の矛盾と展開」も読みごたえがあります。
アメリカのストライキ高揚の経済的背景もみえてきます。
国際的視野からのストライキ論、二本の力作をぜひ。
伊藤論文ではアメリカ自動車産業のストライキについて、労組の巧みな戦術、そして社会的労働運動としての性格が浮き彫りになっています。
呉さんインタビュー(下)では、韓国ストライキ闘争の意義が、産別転換と地域との連帯を軸に生き生きと語られています。
日本の組合運動にも示唆的です。
日本における春闘およびストライキの再生がもとられる情勢です。
要求づくり論からはじまる、実践的な特集を組みました
。教訓が詰まった二つの実践リポートも、ぜひお読みください。
2024年も、世界と日本の階級対抗を凝視しつつ、足下の職場・地域から新たな労働運動を一歩ずつ、つくっていきたいものです。
『友』そして学習運動は、そのとりくみをひきつづきバックアップしていきたいと願っています。
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