労働者教育協会のブログ

生きにくいのはあなたのせいじゃない。

『学習の友』2024年2月号

 

 『学習の友』2024年2月号が完成し、昨日納品となりました。

 

 今回の特集タイトルは「いまこそ仲間をふやして、要求実現を」です。

 組織拡大の特集を毎年3月号あたりにやっていますが、今年は春闘時期に重なる特集を全体的に前倒しでやるようにしています。

 

 要求づくりから、たたかいへ。
 24春闘へ本格的に動き出すこの時期だからこそ、
「仲間をふやして要求実現」の視点が大切。

 しかし新自由主義による分断・孤立化は深いです。
 そのなかで、どのように仲間を広げ、要求実現につなげるか。

 現場の地道な努力のなかに、多くのヒントが示されます。
 仲間の切実な不満・悩み・要求をどうつかむか。対話の深さが問われます。
 職場の日常の信頼関係、「つながり」は、いかにつくられるのか。
 非正規雇用労働者をどう組織するのか。
 現場労働者の、切なる要求実現への希求。その動きと労働組合が出会えるか。
 活動家の役割、そして産別・地域組織の働きかけの大切さも明らかに。

 仲間をひろげながら、どんな組合運動を展開すべきか。
 はじめて医労連大会に参加した女性が受けた「衝撃」とは?
 ストライキ論、団体交渉論を学びましょう。
 「競争規制」は労働組合の原点、そして新自由主義との対決点。

 自民党の危機が顕在化する、時代の転換期。
 だからこそ、働く現場から仲間をひろげることがいっそうもとめられています。

 「組織化と学習」を車の両輪で!

 

 以下、編集後記です。

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【編集後記】

 日本政治は大激動。
 リクルート事件以来、最大の「政治と金」をめぐる腐敗の表面化です。
 自民党政治そのものの構造的危機。野党共闘政権交代をめざすほかに、活路はありません。
 五十嵐仁さんが力強く論じます。

 国際的にはイスラエルによるパレスチナへのジェノサイドがつづいています。
 前号にひきつづき、栗田禎子さんへのインタビュー。
 第2次世界大戦後の中東の政治対抗の歴史をトータルにとらえる語り。
 新自由主義が中東をいかに変えたのか。パレスチナ民衆の苦難の根源がさらに浮き彫りに。
 アラブ社会主義非同盟運動から現在に至る社会運動の軌跡に、困難打開の展望が示されています。
 必読。

 特集は「仲間をふやして要求実現」。
 本号では、いくつかの貴重な実践リポートを紹介。
 職場と産別の努力の結合も印象的です。

 数の力と同時に大事なのが組合の連帯の質。
 査定規制こそ労働組合の役割――赤堀論文をぜひ。
 前号からつづく、三木さんのストライキ論、団交論も、今春闘のたたかいの基本方向を指し示します。

 地道な組織拡大・強化は、長い目でみるなら、閉塞する日本政治を変える担い手を準備します。
 自民党政治の危機の時代にこそ、歴史の深部の力、労働者の連帯を強化することがもとめられています。〈E〉

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