『学習の友』2023年11月号が完成し、昨日納品となりました。
来週半ばには書店に並びます。
今月号は気候危機の特集です。
11月30日～12月12日にアラブ首長国連邦（UAE）・ドバイで開催される国連気候変動枠組条約第28回締約国会議（COP28）を意識した内容です。
ぜひ活用・普及をお願い致します。
以下、編集後記です。
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【編集後記】
この夏も暑かった！
異常気象があたりまえになった日本。
気候危機は、差し迫った課題です。
しかし『友』としてまだまだ未開拓のテーマ。
本号でも気鋭の研究者、実践家の方々に力作をお寄せいただきました。
ご協力に感謝。
これから気候危機関連本が書店に数多く並ぶことでしょう。
そのなかでも本号はユニークな位置を占めると自負します。
たとえば「労働運動と気候危機」というテーマに、あえてチャレンジ。
自治労連千葉県本部と埼玉土建の問題提起は刺激的。
労働組合の日常的な要求運動と気候危機との関連が見えてきます。
長谷川・関対談も興味津々。
私たちの「食べる」営みが変質させられている状況。
「工業型農業」を背景に、実は私たちは、食卓から四季の変化を感じにくくさせられていることを痛感。
マルクスの言う「自然と人間との物質代謝」を、生き生きとイメージさせてくれる対談でもあります。
「気候危機とマルクス」も『友』らしい企画。
若手研究者の労働過程へのこだわりに共感。
組合の実践リポート、そして農民連のアグロエコロジーとも共鳴し合う内容です。
志真さんの石垣りんについてのエッセー、労働者詩人でもあった彼女の魅力の核心に迫ります。
本号も珠玉の文化エッセーを掲載できたことを嬉しく思います。
本誌を活用して、討論の輪を！
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