遅ればせながら、『学習の友』2018年10月号の内容紹介です。
今月号の特集は、「女性も男性も人間らしく生きられる社会を」です。
社会に根強く残っている「家」制度の名残や性別役割分担意識、女性労働者の多数が非正規雇用であることなど差別的な雇用がさらに増えていること、男性の多くに強いられている長時間労働……。
女性差別や女性労働の問題を女性と男性の立場からみつめ直し、日本国憲法がかかげている理念や差別の是正をもとめてたたかってきた人たちの経験も振り返りながら、誰もが人間らしく働き生きることのできる社会をどうつくるのかを考えたいと思います。
「労働者・労働組合のための『資本論』入門」(岩橋祐治)、「戦後日本の労働組合運動の歩み⑯(最終回)」(山田敬男)、「安倍9条改憲に立ち向かう⑨」(今回は黒津和泉さん)、「『○○したい』からはじめる組合活動」(吉田豊)、「労働運動情報」(高木光)、「憲法まちかど対話」(長尾ゆり)、「あったかほっこりの労働運動」(原冨悟)、「自然と人間の共生」(杉井静子)、「ちょっとだけサイエンス」(前田利夫)、「人と農・自然をつなぐ仕事」(杵塚歩)、「思わず線を引いた文章」(今回は阿部久さん)、など、各種連載講座・連載読みものも好評です。
なお、「海のむこう」、小説「靴底の傷み」は今月号は休載です。
なお、「海のむこう」、小説「靴底の傷み」は今月号は休載です。
好評を博していた「戦後日本の労働組合運動の歩み」(山田敬男)は、今月号で最終回となりました。
連載を振り返りながら、労働組合運動をどう再生するか、その課題について検討しています。
山田氏は、「労働運動再生の大局的な方向」として、「社会的広がりを持つ職場闘争を基礎に、地域における多様な活動を強めながら、産業別結集と全国的結集をめざして労働組合の自己『改革』に努力することにあります。職場と地域を対立させたり、職場闘争や産業別統一行動を軽視することは正しくありません」と強調したうえで、以下のように結論づけています。
「いま、『市民と野党の共闘』をささえ、市民運動の相互連関の中で労働組合運動を進めていく活動家のあり方が問われています。……階級的自覚や市民の自覚を持った活動家が求められているのです。一言で言えば、『市民としての成熟を媒介にした階級的自覚』をもった活動家層が求められています。魅力的な活動家集団の存在が、これからの労働運動前進の要になっているといえます」。
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