日本共産党中央委員会が編集・発行している『月刊学習』2015年1月号に、荻野富士夫編著『闇があるから光がある─新時代を拓く小林多喜二』の紹介が掲載されました。
編集部のご厚意で、本ブログにも転載させていただきます。
なお転載にあたって、漢数字は算用数字で、一部の漢字をひらがなで表記し、センテンスごとに改行、パラグラフの変更は1行アキにしました。
編集部のご厚意で、本ブログにも転載させていただきます。
なお転載にあたって、漢数字は算用数字で、一部の漢字をひらがなで表記し、センテンスごとに改行、パラグラフの変更は1行アキにしました。
***以下、転載
小林多喜二が殺された2月、各地で多彩な「多喜二祭」が開催されています。
「せめて講演記録だけでも読みたい」と、2014年の各地の多喜二祭講演記録として本書は刊行されました。
ノーマ・フィールド、石川康宏、島村輝、北村隆志、尾西康充、荻野富士夫の6氏の講演と「構成劇 爺ちゃんは昔戦争に行った」(作・構成 大地巌)のシナリオが収められています。
本書のタイトルは、多喜二の手紙にでてくる言葉。
編者は「『闇』という閉塞感や絶望感につつまれるなかで、『光』を求めて歩みつづける多喜二の生き方を象徴する言葉」だといいます。
『蟹工船』の「地獄」とは「どんなところか」と問いかけたノーマ・フィールド氏は「近代社会の一番の不条理」「生活と生命の乖離が生み出すところ」「空間であると同時に、社会的構造でもある」と指摘。
「地獄」を見すえ、「絶望的状況をともに確認し、『支え合う』ことこそ、希望の源」だとのべます。
『蟹工船』の「地獄」とは「どんなところか」と問いかけたノーマ・フィールド氏は「近代社会の一番の不条理」「生活と生命の乖離が生み出すところ」「空間であると同時に、社会的構造でもある」と指摘。
「地獄」を見すえ、「絶望的状況をともに確認し、『支え合う』ことこそ、希望の源」だとのべます。
***以上、転載
本体1800円+税