3月10日、東京慈恵会医科大学教授の小沢隆一先生を講師に、「緊急オンライン連続憲法講座」第1 回を開催しました。
労働者教育協会の青龍美和子常任理事が司会を担当し、開会あいさつは労働者教育協会の山田敬男会長。
ウクライナ情勢に触れながら、参議院選挙を見据え、憲法に強くなる活動家づくりをすすめることの重要性を強調し、講座を成
功させようと呼びかけました。
講師の小沢隆一先生は「憲法9条の世界史的意義」をテーマに、ウクライナ危機によって、戦後国際秩序の新たな試練の段階であると指摘しながら、国連憲章や憲法第9条がもつ意義を丁寧に解説。
「法と世論の力」で平和の実現を目指した国連憲章、侵略戦争の反省の上に立ち国際社会の「公正と真義に信頼して」憲法第9条を定めた日本の真価が問われおり、ウクライナと全世界の人々と連帯して平和的生存権をまもるとりくみをすすめようと強調しました。
今回の憲法講座には、150人の参加があり大盛況でした。
「元気がでた」と多数よせられた感想の一部を紹介します。
*ウクライナで暮らす人びともロシアで暮らす人びとも平和に暮らす権利があります。その権利を脅かす行為にたいして抗議する思い、平和を望む気持ち、その思いと気持ちが平和を築いていくことにつながると考えます。次回の講座も楽しみにしています
*国連憲章の条項と条文、それに照らして日本国憲法第9条、前文の規定に国際人権の理念が示され、平和的生存権の考えが一致していることなど認識を深めることができました。
*朝鮮戦争を終結させることが日米安保条約をなくし、核兵器禁止条約に日本や核保有国をも参加させていくことになる。それらはひとつながりのものだとあらためて教わり、まさに「目からウロコ」でした。
次回・第2回も、いよいよ2週間後になります。
「“中国脅威”と自衛隊の参戦体制─日米同盟と抑止力では平和を守れない」(仮題)というテーマで、布施祐仁氏(ジャーナリスト、元『平和新聞』編集長)が講師を務めます。
ぜひ多くの参加をお願い致します。
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