『学習の友』2022年４月号は本日が納品日です。
表紙と目次を掲載します。
今月号の特集は地域労働運動についてです。
例年、４月号では組織拡大にかかわる特集を組んでいましたが、その問題意識も踏襲しつつ、職場と地域の活動をつなげる視点を豊かにすることに寄与できないかと、この特集を企画しました。
労働者は、職場と地域での「二重の生活」を送っています。
要求を討議する場合も、賃金・労働時間など職場固有の問題とともに、地域の住民生活にかかわる医療・介護問題、社会保障問題、教育問題、環境問題などの社会問題を自分たちの要求として検討することがきわめて大切です。
本特集が、こうした社会的なひろがりをもった要求討議にも寄与できれば幸いです。
他にはメーデー学習の記事や、弊社刊行の『時代の証言者 伊藤千代子《増補新版》』（藤田廣登著）を原作とする映画『わが青春つきるとも 伊藤千代子の生涯』の紹介を兼ねた特別頁（巻頭カラー）として、上記原作をもとにした漫画『伊藤千代子の正ション』を書かれた漫画家・イラストレーターのワタナベ・コウさんによる漫画「伊藤千代子を知っていますか？」も掲載しています。
乞うご期待！
以下、編集後記です。
【編集後記】
ロシア軍がウクライナに侵攻しました。
国連憲章と国際法に違反する歴史的暴挙であり、いかなる理由があろうとも、戦争・武力行使は許さない。
これは、２度にわたる世界大戦という痛苦の体験から導きだした人類の英知です。
徹底した平和主義の憲法をもつ日本の国際的役割はますます高まっているといえます。
にもかかわらず、ここぞとばかりにＳＮＳなどで９条改憲を叫ぶ声が強まっています。
こうした動きにも毅然とした対応がもとめられます。
戦争をなくすためには、他国との関係を良好にしていく努力とともに、自国のありようをまともなものにしていく（人権と民主主義の確立させる）努力を結合させることも重要です。
国民１人ひとりが主権者としての実践を豊かにできれば、戦争は遠ざかります。
７月の参院選で９条改憲勢力を少数派に追い込みましょう。 〈Ｙ〉
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