第88回メーデー
過労死容認社会にノーを
「8時間の労働、8時間の休息、8時間の自由」。101年前の5月、アメリカ全土で行われたゼネストで口ずさまれた歌です。今年のメーデーは、まさにこの歌と同じ課題に社会の関心が集まっています。奪われた生活時間を取り戻すスタートです。
広告大手「電通」で新入社員が過労自死した事件は、日本の企業社会の野蛮な一面を明らかにし、社会に衝撃を与えました。政府は3月末、残業規制案をまとめましたが、過労死認定基準を上限とする内容で、遺族からは「過労死を容認する」と批判されています。
「世界で一番企業が活躍しやすい国」をめざす政府が主導する以上、予想通りの展開でした。残業・休日・深夜労働の規制をなくす「残業代ゼロで残業させ放題法案」(国会で継続審議中の労働基準法「改正」案)に固執しているのはそのため。涙金で違法解雇を合法化できる法整備を急いでいるのも同様です。
過労死容認社会にノーを
「8時間の労働、8時間の休息、8時間の自由」。101年前の5月、アメリカ全土で行われたゼネストで口ずさまれた歌です。今年のメーデーは、まさにこの歌と同じ課題に社会の関心が集まっています。奪われた生活時間を取り戻すスタートです。
広告大手「電通」で新入社員が過労自死した事件は、日本の企業社会の野蛮な一面を明らかにし、社会に衝撃を与えました。政府は3月末、残業規制案をまとめましたが、過労死認定基準を上限とする内容で、遺族からは「過労死を容認する」と批判されています。
「世界で一番企業が活躍しやすい国」をめざす政府が主導する以上、予想通りの展開でした。残業・休日・深夜労働の規制をなくす「残業代ゼロで残業させ放題法案」(国会で継続審議中の労働基準法「改正」案)に固執しているのはそのため。涙金で違法解雇を合法化できる法整備を急いでいるのも同様です。
※『連合通信』特信版ニュースより。
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