ＳＴＯＰ！安倍政治／「戦争する国」へ一直線／安保法廃止で任務拡大の撤回を

　強行採決された安保法（戦争法）に基づく自衛隊のＰＫＯ（国連平和維持活動）派遣が迫っています。

　現在自衛隊は南スーダンＰＫＯに派遣され、国内のインフラ整備などの支援を行っています。しかし、11～12月に予定されている派遣では自衛隊に武器の使用を認める「駆け付け警護」をはじめとする任務拡大が実施される見通しです。　

　南スーダンでは複雑な民族対立から２０１３年以降内戦状態となり、推定１万人以上の子どもたちが少年兵として徴兵されたという実態があります。現在でも国内で政府軍と反政府軍の武力衝突が続いてます。

　これまで自衛隊は武力の放棄を明記した憲法９条の枠内で活動してきましたが、現地で武器を使えば自衛隊も紛争の当事者に。支援先の住民と築いてきた信頼を失いかねません。

　「駆け付け警護」だけではなく、安保法によって米国の戦争の「後方支援」を行う集団的自衛権の行使も可能となりました。このままでは自衛隊が武器を取り戦争に巻き込まれる危険がますます高まることに。

　世論を受け今年２月に野党は共同で「安保法廃止法案」を提出しましたが、政府はこれを無視し廃案に持ち込もうとしています。

　「戦争する国」への仲間入りに待ったを掛けるためにも、参院選で自公を少数に追い込み、安保法を白紙に戻す一歩を踏み出すことが今求められています。

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