2010年度労組コース受講生の感想から。
いままでは労働組合という言葉は知っていたものの、具体的にはまったくの無知でした。
しかしいまの職場に就き、組合の大切さを知るようになりました。
職場は医療福祉の現場で働く人たちから構成される組合です。
私は専従役員をしており、その立場から現場で働く人たちの力になるためには、労働者の権利のことや組合運動のことなど、いろいろなことをすることが大事です。
学習しなくてはと思い、上司からのススメもあり受講しました。
テキストは左右に分かれていて、読みやすく、かわいい絵も入っていて、楽しく読みすすめることができました。
これからもどんどん活用していきたいと思います。(以上、感想)
近年では、役員のみならず書記の教育に勤通大が活用されるケースもでてきています。
組合員の減少で組合費の収入も減り、あまり多くの専従役員を置くことができなくなっている組合が増えています。
役職についたまま現場にもどるため、年休はすべて組合活動のために消化してしまうケースも多く、非専従役員は多忙などという一言では括れないくらい忙しい人が多いようです。
そんななか、これまでは専従役員が対応していたことを書記が対応するという自体も増えています。
そこで、これまで以上に書記の教育が大事だということで、勤通大が活用されているわけです。
活用されていること自体はありがたいのですが、役員がそういう状態だと、専従役員と非専従役員のあいだで学習については一致した要求にならないことが多いのが現実。
オルグをするたびにこのことを痛感します。
でも……こうした事態そのものが資本主義の構造に密接に関係しているのだから、なんとかして「学習もふくめて多忙」という状況にしていかないと、本当に悪循環です。
ウルトラCがあるわけではないので難しいですが、なんとかしなければなりません。 (勤通大部長・吉田ふみお)